あたご工房
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regimの使い方
regimの使い方が分かり、しぶんぎ座流星群の画像処理をしています。
regimとはJavaで書かれた天文用の画像処理ツールです。
サイトからツールをDLして解凍したら、Macではターミナルアプリからregim2gb.shを起動させます。
この時、パーミッションが正しく設定されていないようなので、chmod 755 regim2gb.shとしておく必要がありました。
起動するとこんなウィンドウが開きます。
Preprosessingメニュー→Preprosessingを選択するとこのようなウィンドウが開きます。
ここで比較明合成したいファイルを選択してAdd to imagesボタンを押します。
続いてダーク画像のファイルを選択してAdd to darksボタンを押します。
もしフラット画像ファイルがあれば同様に指定します。
右側にあるチェックボックスは実行する処理内容を選択します。
今回は比較明合成であるためcalibrationとcombination処理のみ行います。
Calibrationタブを開くとこのような画面になります。
ここのパラメータはトライ・アンド・エラーで特定しました。
Canon EOS X2の場合はCustomを選択して、First row contains red pixelとFirst pixel of first row is greenにチェックを入れます。
またX2のRAWは14bitなので、RAW is 14 bitを選択します。
Combinationタブを選択するとこのような画面になります。
ここは、重ね合わせる際のアルゴリズムを選択します。
今回は比較明合成であるためMaximumを選択しています。
設定が完了したらFilesタブに戻ってOKボタンを押すと処理が始まります。
プログレスバーの上側は選択した処理がどれだけ完了したかを表しています。
今回の場合2つの処理を選択しました。そのうち1つめのcalibrationが完了したので50%となっています。
下側のプログレスバーは現在実行している処理の進捗です。
今回の場合は2つめの処理であるCombinationが40%まで完了したことを示しています。
Calibrationを実行すると.fit形式のファイルが出来上がり、その後.fitファイルを結合して結果を表示してくれます。
.fitってなんだろうとググってみたところ天文分野では標準的な画像フォーマットらしいです。
お試しで10枚合成してみました。
今までよりもかなり手間が省けます。ありがたや~。
(Windowsユーザの方なら便利なツールが沢山あるので有り難みは無いかもしれませんが)
ただやたらと時間がかかります。
100枚の合成に半日かかっていました。
今800枚の合成中ですが、丸一日かかって40%程度しか進んでいません。
CPU負荷は10%程度ですが、ファイルを置いている外付けHDDのアクセスランプが点滅しっぱなしです。
USB2.0より速いFireWire800のHDDケースに入れたらましになるのかもしれません。
ま、頻繁に比較明合成をやるようになったら考えようと思います。
作者さんのHPにはこのツールを使って作成した作品がたくさんありましたが、いずれも素晴らしいものでした。
このツールを使えば綺麗な写真ができるような気がします(←錯覚)
↓押していただけると嬉しいです
regimとはJavaで書かれた天文用の画像処理ツールです。
サイトからツールをDLして解凍したら、Macではターミナルアプリからregim2gb.shを起動させます。
この時、パーミッションが正しく設定されていないようなので、chmod 755 regim2gb.shとしておく必要がありました。
起動するとこんなウィンドウが開きます。

Preprosessingメニュー→Preprosessingを選択するとこのようなウィンドウが開きます。

ここで比較明合成したいファイルを選択してAdd to imagesボタンを押します。
続いてダーク画像のファイルを選択してAdd to darksボタンを押します。
もしフラット画像ファイルがあれば同様に指定します。
右側にあるチェックボックスは実行する処理内容を選択します。
do calibration | ダーク減算及びフラット補正を実行します |
do deblooming | 輝星の周りにできるスパイク状の光条を取り除く処理を実行します |
do register | ガイド撮影した画像を重ね合わせるための位置補正処理を行います |
do preview | 重ね合わせを行う際に画像の取捨選択を行います |
do combination | 画像の重ね合わせを行います |
今回は比較明合成であるためcalibrationとcombination処理のみ行います。
Calibrationタブを開くとこのような画面になります。

ここのパラメータはトライ・アンド・エラーで特定しました。
Canon EOS X2の場合はCustomを選択して、First row contains red pixelとFirst pixel of first row is greenにチェックを入れます。
またX2のRAWは14bitなので、RAW is 14 bitを選択します。
Combinationタブを選択するとこのような画面になります。

ここは、重ね合わせる際のアルゴリズムを選択します。
今回は比較明合成であるためMaximumを選択しています。
設定が完了したらFilesタブに戻ってOKボタンを押すと処理が始まります。

プログレスバーの上側は選択した処理がどれだけ完了したかを表しています。
今回の場合2つの処理を選択しました。そのうち1つめのcalibrationが完了したので50%となっています。
下側のプログレスバーは現在実行している処理の進捗です。
今回の場合は2つめの処理であるCombinationが40%まで完了したことを示しています。
Calibrationを実行すると.fit形式のファイルが出来上がり、その後.fitファイルを結合して結果を表示してくれます。
.fitってなんだろうとググってみたところ天文分野では標準的な画像フォーマットらしいです。
お試しで10枚合成してみました。

今までよりもかなり手間が省けます。ありがたや~。
(Windowsユーザの方なら便利なツールが沢山あるので有り難みは無いかもしれませんが)
ただやたらと時間がかかります。
100枚の合成に半日かかっていました。
今800枚の合成中ですが、丸一日かかって40%程度しか進んでいません。
CPU負荷は10%程度ですが、ファイルを置いている外付けHDDのアクセスランプが点滅しっぱなしです。
USB2.0より速いFireWire800のHDDケースに入れたらましになるのかもしれません。
ま、頻繁に比較明合成をやるようになったら考えようと思います。
作者さんのHPにはこのツールを使って作成した作品がたくさんありましたが、いずれも素晴らしいものでした。
このツールを使えば綺麗な写真ができるような気がします(←錯覚)
↓押していただけると嬉しいです
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