あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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バーチノフマスク作製
ToDoに書いておいたバーチノフマスクの作製をしました。
色んなHPやブログでも取り上げられていますが、作業手順です。
まずは鏡筒の寸法を測る必要があります。
望遠鏡のしまってある物置へ。
手前にあるRVボックスに鏡筒を入れてあります。
以前はクローゼットに立てて置いていたのですが、鏡筒は寝かせて保管するのがよいとネットに書かれていました。
鏡筒が入るサイズのものを色々と探したところこのRVボックスがサイズ的に良かったので、スタイロフォームで支えるようにして鏡筒を収納しています。
また、鏡筒の下には空間が余っているので、鏡筒バンドやプレート、ガイド鏡なども一緒に入れています。
総重量は結構ありますが、小物も同時に運搬できるので便利です。
さて、鏡筒の外形サイズですが、約19cmでした。
お次は他の皆さんもお世話になっているこちらのHPでマスク画像を作製します。
そうするとbahtinov.svgというファイルが出来上がります。
実はこのファイル形式が曲者で、単に表示させるだけならSafariでもOKなのですが、印刷するとサイズが縮小されてしまいます。
19cmにならなければいけないのに17cmしかありません。
中央のマスク部分も15cmありません。
そもそもSVGファイルってなんだろうとWikipediaで調べてみると、ベクタ形式の画像フォーマットで、LibreOfficeのDrawや制限付きでGIMPが対応しているようです。
GIMPでファイルを開いてみたのですが、結果は同じ。
ということでLibreOfficeをインストールしてSVGファイルを開いてみます。
んが、やっぱりだめ。
あれこれ試してみた結果、マスク画像の生成時のオプションで72dpiをセットするとDrawで正常サイズとして読み込めました。
ただ、ファイルを開いた直後だと用紙サイズがカスタムになっていて、マスク画像がはみ出した状態なので、用紙サイズをA4に選びなおす必要がありました。
紙に試し印刷です。
今度はぴったり19cm。OKです。
これをOHPシートに印刷します。
綺麗に出来ました。
閑話休題。
画像ファイルを画面上で100%にすると、実物とほぼピッタリ。
WYSIWYGってやつですな。さすがMac。
ただ...あれ?
透かしてみると紫っぽい。
インクの乗りが良いかと顔料系のプリンタで印刷したからかな?
ま、星の光程度であれば問題ないでしょう、多分。
さて、お次はこのマスクをセットする型枠作りです。
材料は物置改造時に大量に余った発泡スチロールを使います。
加工しやすいですしね。
まずはマスクよりも少し大きめの23cm角で切り出しました。
次に工作用のボール紙も同じサイズに切り出して、直径19cmの円を切り取ります。
ボール紙を発泡スチロールに合わせて円を書いたら発泡スチロールカッターで切込みを入れます。
ボール紙の端にも切れ込みを入れます。
切れ込みからニクロム線を逃して、ボール紙を発泡スチロールにテープで止めます。
後はボール紙に沿って切り進めれば綺麗にドーナッツの出来上がり。
んが、裏を見てがっくり。
グダグダです。
厚みの関係でもう一枚切り取る必要があったので、今度は裏にもボール紙を貼りました。
おー、キレイキレイ。
発泡スチロール2枚とOHPシート、ボール紙の順に、発泡スチロール用接着剤で貼り付けて完成。
OHPシートの印刷面は湿気によるインクにじみ防止の為望遠鏡側にしてあります。
いざ望遠鏡にセット...径が少々足りませんでした。
引っ掛けるようにしてテストしてみました。
全然ピントが合ってないとマスクの模様が見えます。
ピントがあってくるとこんな感じ。
真ん中の光条が右寄りなので、中心に持ってくるように調整するとジャスピンです。
ちなみにマスクを外すとこんな感じ。
3本スパイダーなので6つの光条ができます。
この光条でもバーチノフマスクと同様にピントをあわせることができます。
バーチノフマスクの方がずっと合わせやすいですがね。
この日は満月でしたので月を撮ってみました。
薄雲がかかっていたので霞んでいます。
これで主砲用のバーチノフマスクは出来上がりました。
次回は広角用のピント合わせマスクを作りたいと思います。
↓押していただけると嬉しいです
色んなHPやブログでも取り上げられていますが、作業手順です。
まずは鏡筒の寸法を測る必要があります。
望遠鏡のしまってある物置へ。

手前にあるRVボックスに鏡筒を入れてあります。

以前はクローゼットに立てて置いていたのですが、鏡筒は寝かせて保管するのがよいとネットに書かれていました。
鏡筒が入るサイズのものを色々と探したところこのRVボックスがサイズ的に良かったので、スタイロフォームで支えるようにして鏡筒を収納しています。
また、鏡筒の下には空間が余っているので、鏡筒バンドやプレート、ガイド鏡なども一緒に入れています。

総重量は結構ありますが、小物も同時に運搬できるので便利です。
さて、鏡筒の外形サイズですが、約19cmでした。

お次は他の皆さんもお世話になっているこちらのHPでマスク画像を作製します。
そうするとbahtinov.svgというファイルが出来上がります。
実はこのファイル形式が曲者で、単に表示させるだけならSafariでもOKなのですが、印刷するとサイズが縮小されてしまいます。

19cmにならなければいけないのに17cmしかありません。
中央のマスク部分も15cmありません。
そもそもSVGファイルってなんだろうとWikipediaで調べてみると、ベクタ形式の画像フォーマットで、LibreOfficeのDrawや制限付きでGIMPが対応しているようです。
GIMPでファイルを開いてみたのですが、結果は同じ。
ということでLibreOfficeをインストールしてSVGファイルを開いてみます。
んが、やっぱりだめ。
あれこれ試してみた結果、マスク画像の生成時のオプションで72dpiをセットするとDrawで正常サイズとして読み込めました。

ただ、ファイルを開いた直後だと用紙サイズがカスタムになっていて、マスク画像がはみ出した状態なので、用紙サイズをA4に選びなおす必要がありました。
紙に試し印刷です。

今度はぴったり19cm。OKです。
これをOHPシートに印刷します。

綺麗に出来ました。
閑話休題。
画像ファイルを画面上で100%にすると、実物とほぼピッタリ。
WYSIWYGってやつですな。さすがMac。

ただ...あれ?
透かしてみると紫っぽい。
インクの乗りが良いかと顔料系のプリンタで印刷したからかな?
ま、星の光程度であれば問題ないでしょう、多分。
さて、お次はこのマスクをセットする型枠作りです。
材料は物置改造時に大量に余った発泡スチロールを使います。
加工しやすいですしね。
まずはマスクよりも少し大きめの23cm角で切り出しました。

次に工作用のボール紙も同じサイズに切り出して、直径19cmの円を切り取ります。

ボール紙を発泡スチロールに合わせて円を書いたら発泡スチロールカッターで切込みを入れます。

ボール紙の端にも切れ込みを入れます。

切れ込みからニクロム線を逃して、ボール紙を発泡スチロールにテープで止めます。

後はボール紙に沿って切り進めれば綺麗にドーナッツの出来上がり。

んが、裏を見てがっくり。

グダグダです。
厚みの関係でもう一枚切り取る必要があったので、今度は裏にもボール紙を貼りました。

おー、キレイキレイ。
発泡スチロール2枚とOHPシート、ボール紙の順に、発泡スチロール用接着剤で貼り付けて完成。

OHPシートの印刷面は湿気によるインクにじみ防止の為望遠鏡側にしてあります。
いざ望遠鏡にセット...径が少々足りませんでした。
引っ掛けるようにしてテストしてみました。
全然ピントが合ってないとマスクの模様が見えます。

ピントがあってくるとこんな感じ。

真ん中の光条が右寄りなので、中心に持ってくるように調整するとジャスピンです。

ちなみにマスクを外すとこんな感じ。

3本スパイダーなので6つの光条ができます。
この光条でもバーチノフマスクと同様にピントをあわせることができます。
バーチノフマスクの方がずっと合わせやすいですがね。
この日は満月でしたので月を撮ってみました。

薄雲がかかっていたので霞んでいます。
これで主砲用のバーチノフマスクは出来上がりました。
次回は広角用のピント合わせマスクを作りたいと思います。
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tag : バーチノフマスク,
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