あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
| ホーム |
新システム組み上げ
大仰なタイトルですが、プレートとガイドシステムを新しくしたので組んで見ました。

ウェイトの位置はあまり変化ありませんでした。 プレートが大きいためアリミゾのハンドルと干渉します。
以前はプレートとアリガタの間に下駄を履かせていましたが、安定性向上と軽量化のために今回は直付けしました。
そのかわりアリミゾのハンドル部分を長いボルトとハンドルに変更しました。

ガイドカメラは紹介していませんでしたが、当初は改造QcamとPCでした。
オークションで半分冷やかしで入札したNexGuideを落札してしまったので、こちらを使っていくことにします。

な〜んて、まるで何度もガイド撮影をしているみたいですが、機材を揃えただけでまだ実践したことがありません。
このシステムでまともに撮影したのは12月の月食くらいです。
その時もノータッチガイドで、時々DECを手動で調整していました。
一応形になったので、オートガイド撮影を行なっていきたいところですが、色々と問題が発覚しています。
まずは主鏡。汚れています。筋状の傷やカビっぽいものも見えます。

クリーニングか最悪再メッキが必要かもしれません。
外枠セルに見える3つのネジは押しネジと思われます。
押しネジを緩めることで実際に主鏡を支えている内側セルが外れそうに思えます。
発売元のミザールでは再メッキはもうやっていないようですが、クリーニングは受け付けているとカタログに書かれていました。
ちょっとカタログが見当たらないですが、おそらく鏡のみセルから外して送付するのだと思いますので、セルの外し方を聞いておこうと思います。
もう一つの問題は赤道儀です。
アライメントや自動導入時にDECが暴走します。
ハンドコントローラには”No Response 17”と表示されます。

コントローラとDECのCPU間で通信できないとこのエラーが出るようです。
ちなみにRA側と通信できないときはエラー番号が16になるようです。
試しにQuickAlignにしてからDECのケーブルを抜き差しして、ハンドコントローラでDECを動かすと100%暴走します。
暴走には少し心当たりもあります。
DECのモーターカバーは大きく張り出しているため、望遠鏡を北に向けたときにモーターカバーが南側に来るようにする(プレートを使っているのでDECの向きが標準状態から90°ずれます)と、天頂付近でモーターカバーが赤道儀本体と干渉してしまいます。
望遠鏡を北に向けたときにモーターカバーが北側に来るようにすると天頂付近でも干渉しません。
そのかわり、北方向を向けたときにモーターカバーがクランプと干渉(擦れ)します。
モータカバーを北側にした場合に、暴走が起きやすいように思います。
ただ、カバーがクランプに干渉していない状態でも暴走する時があるのでクランプとの干渉が原因なのではなくて、DECモーターケーブルにかかるテンションの方向という可能性もあります。
ググッてみたら、同様の事象が海外でも報告されていて、2.5Aの出力ができない電源の場合は暴走することがある旨の記述がありました。
でも、バッテリの電流計ではRA、DEC最大速度で動かしても電流は1Aも流れません。
もう少し暴走の発生する条件をはっきりさせないといけないですね。
色々試してみたいと思います。

ウェイトの位置はあまり変化ありませんでした。 プレートが大きいためアリミゾのハンドルと干渉します。
以前はプレートとアリガタの間に下駄を履かせていましたが、安定性向上と軽量化のために今回は直付けしました。
そのかわりアリミゾのハンドル部分を長いボルトとハンドルに変更しました。

ガイドカメラは紹介していませんでしたが、当初は改造QcamとPCでした。
オークションで半分冷やかしで入札したNexGuideを落札してしまったので、こちらを使っていくことにします。

な〜んて、まるで何度もガイド撮影をしているみたいですが、機材を揃えただけでまだ実践したことがありません。
このシステムでまともに撮影したのは12月の月食くらいです。
その時もノータッチガイドで、時々DECを手動で調整していました。
一応形になったので、オートガイド撮影を行なっていきたいところですが、色々と問題が発覚しています。
まずは主鏡。汚れています。筋状の傷やカビっぽいものも見えます。

クリーニングか最悪再メッキが必要かもしれません。
外枠セルに見える3つのネジは押しネジと思われます。
押しネジを緩めることで実際に主鏡を支えている内側セルが外れそうに思えます。
発売元のミザールでは再メッキはもうやっていないようですが、クリーニングは受け付けているとカタログに書かれていました。
ちょっとカタログが見当たらないですが、おそらく鏡のみセルから外して送付するのだと思いますので、セルの外し方を聞いておこうと思います。
もう一つの問題は赤道儀です。
アライメントや自動導入時にDECが暴走します。
ハンドコントローラには”No Response 17”と表示されます。

コントローラとDECのCPU間で通信できないとこのエラーが出るようです。
ちなみにRA側と通信できないときはエラー番号が16になるようです。
試しにQuickAlignにしてからDECのケーブルを抜き差しして、ハンドコントローラでDECを動かすと100%暴走します。
暴走には少し心当たりもあります。
DECのモーターカバーは大きく張り出しているため、望遠鏡を北に向けたときにモーターカバーが南側に来るようにする(プレートを使っているのでDECの向きが標準状態から90°ずれます)と、天頂付近でモーターカバーが赤道儀本体と干渉してしまいます。
望遠鏡を北に向けたときにモーターカバーが北側に来るようにすると天頂付近でも干渉しません。
そのかわり、北方向を向けたときにモーターカバーがクランプと干渉(擦れ)します。
モータカバーを北側にした場合に、暴走が起きやすいように思います。
ただ、カバーがクランプに干渉していない状態でも暴走する時があるのでクランプとの干渉が原因なのではなくて、DECモーターケーブルにかかるテンションの方向という可能性もあります。
ググッてみたら、同様の事象が海外でも報告されていて、2.5Aの出力ができない電源の場合は暴走することがある旨の記述がありました。
でも、バッテリの電流計ではRA、DEC最大速度で動かしても電流は1Aも流れません。
もう少し暴走の発生する条件をはっきりさせないといけないですね。
色々試してみたいと思います。
- 関連記事
-
- Advanced-GTいじり
- カメラ修理完了
- 新システム組み上げ
- クモ男
- カメラ修理
tag : Advanced-GT,
<<カメラ修理完了 | ホーム | Mythbuntuクライアントにリモコンを>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |