あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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Macでの比較明合成
天体写真の画像処理の基本はダーク減算とフラット補正ですが、これらはRAW画像のまま処理する必要があります。
以前の記事でRegimというツールを紹介しましたが、Mac用でフリーなツールはほぼこの一択となります。
Regimにはコンポジット機能もあり、比較明合成も行うことができるのですが、100枚の画像を処理するのに12時間程度かかってしまいます。
フォトコン応募作品では700枚前後の画像を処理する必要があったため試行錯誤しました。
Macの比較明合成ツールとしてStarStaXがあります。
しかし残念ながらRAWの読み込みには対応していないためRAW現像をバッチ処理するツールが必要です。
色々と探していたところStarStaXのβ版でRAWに対応しているとのこと。
これで作成したのが以前紹介したフォトコン応募作品となります。
しかし、実は問題もあります。
ダーク画像を指定すると縞模様が出てしまったり、画像のホワイトバランスが崩れています。
↑の観音様は本当は白なのですが、クリーム色になってしまっています。
どうもStarStaXのRAW現像ルーチンにはバグがありそうですね。
なにかいい手は無いものかとネットを再度さまよってRegimの新バージョンが最近リリースされているのを発見。
新機能として画像変換のバッチ処理を行うことができるようになったようです。
これで、
1.Regimでダーク減算&RAW現像→fit形式画像
2.Regimでfit形式→tiff形式へバッチ変換
3.StarStaXで比較明合成
という流れで処理できるようになりました。
問題はホワイトバランスがどうなるかです。
上記と同じ画像を処理してみました。
観音様が正しい白になりました。
StarStaXは比較明合成時に軌跡が途切れてしまうのを補正する機能(GapFilling)が組み込まれています。
Regimで比較明合成したものより軌跡がしっかりしています。
これでやっと比較明合成の処理環境が整備出来ました。
仙台市天文台のフォトコンには以前紹介したものに以下の写真を加えて応募しました。
↓押していただけると嬉しいです
以前の記事でRegimというツールを紹介しましたが、Mac用でフリーなツールはほぼこの一択となります。
Regimにはコンポジット機能もあり、比較明合成も行うことができるのですが、100枚の画像を処理するのに12時間程度かかってしまいます。
フォトコン応募作品では700枚前後の画像を処理する必要があったため試行錯誤しました。
Macの比較明合成ツールとしてStarStaXがあります。
しかし残念ながらRAWの読み込みには対応していないためRAW現像をバッチ処理するツールが必要です。
色々と探していたところStarStaXのβ版でRAWに対応しているとのこと。
これで作成したのが以前紹介したフォトコン応募作品となります。

しかし、実は問題もあります。
ダーク画像を指定すると縞模様が出てしまったり、画像のホワイトバランスが崩れています。
↑の観音様は本当は白なのですが、クリーム色になってしまっています。
どうもStarStaXのRAW現像ルーチンにはバグがありそうですね。
なにかいい手は無いものかとネットを再度さまよってRegimの新バージョンが最近リリースされているのを発見。
新機能として画像変換のバッチ処理を行うことができるようになったようです。
これで、
1.Regimでダーク減算&RAW現像→fit形式画像
2.Regimでfit形式→tiff形式へバッチ変換
3.StarStaXで比較明合成
という流れで処理できるようになりました。
問題はホワイトバランスがどうなるかです。
上記と同じ画像を処理してみました。

観音様が正しい白になりました。
StarStaXは比較明合成時に軌跡が途切れてしまうのを補正する機能(GapFilling)が組み込まれています。
Regimで比較明合成したものより軌跡がしっかりしています。
これでやっと比較明合成の処理環境が整備出来ました。
仙台市天文台のフォトコンには以前紹介したものに以下の写真を加えて応募しました。

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