あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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150SLのメンテナンス(光学系洗浄)
今年の夏は暑いですが、仙台ではスッキリと晴れてくれる日がなかなかありません。
日中の晴天も昨年のような「抜けるような青空」ではなく、薄く雲がかかっているような感じがします。
さて、天気の良くない時には機材のメンテナンスにうってつけです。
本来なら梅雨時にやってしまうべきでしたが、なかなか時間が取れずに延び延びになっていた主砲MIZAR 150SLのメンテナンスをすることにしました。
今回は主斜鏡及びファインダーといった光学系の洗浄を行います。
まずは主鏡を外します。
150SLの主鏡セルは二重のネジで光軸調整するようになっています。
普通に考えて内側が引きネジで、外側が押しネジと思われます。
外側のネジを少しゆるめてから、内側のネジを完全に緩めます。
主鏡セルが外れました。
見るからに汚れてしまっています。
拡大すると。
びっしりと汚れが着いてしまっています。
主鏡セルを外すと鏡筒のおしりはこんな感じです。
主鏡を洗浄した後セルに戻す際に、できれば元々の位置に戻しておきたいと思い、セルと主鏡に目印を書いておきました。
セルの方は黒いので分かりにくいですね。
さて、主鏡をセルから外します。
主鏡の下には丸い鉄板(ブリキ?)とドーナツ型のボール紙が入っていました。
クッションと主鏡を外気順応させるための仕組みと思われます。
お次は斜鏡です。
こちらはごく普通に中央の引きネジを緩めるだけで斜鏡セルが外れました。
しかしまぁ斜鏡も主鏡ほどではないにしても汚れてしまっています。
斜鏡を取り外すためにつめのネジを外します。
爪のネジ穴は2つあるのにセルにはネジ1本でしか固定されていません。
接着剤(両面テープ?)も併用して爪を固定していました。
セルの中には爪に斜鏡を押し付けるためにスポンジが入っていました。
でも、取り出そうとして指で押したら...
指の形に凹んでしまいました。
つまむこともできないので、主斜鏡洗浄時に水流で洗い流しました。
スポンジの下からボール紙が出てきました。
さて、主鏡は水洗い後に台所洗剤を数滴垂らして優しく撫でるように洗いました。
しかし、指先にカリッと何かがこびりついている感触があります。
爪でこそぎ落としたい衝動を抑えつつ洗い続けましたが取れません。
一旦洗浄をやめてエアダスターで水滴を吹き飛ばして確認してみると、白いものが鏡面に付着しています。
カビ?
爪で引っ掻くわけには行かないので、ペンタ棒で除去できないか試してみます。
が、全くもって歯が立ちません。
後でもう一回だけ洗浄して、それでもダメなら諦めようと思います。
斜鏡は特に問題もなく綺麗になりました。
光学系の締めくくりはファインダーです。
こちらもレンズに汚れがビッシリ。
よく星を導入できていたなぁと思えるほどです。
こちらはレンズクリーナーで拭きとりました。
あ〜スッキリした。
さて、次回は鏡筒本体のメンテナンスをしようと思います。
古い上に20年ばかりほったらかしだったので鏡筒にも色々とダメージが出ています。
細かいサビが散在しています。
これらのサビの補修を行います。
↓押していただけると嬉しいです
日中の晴天も昨年のような「抜けるような青空」ではなく、薄く雲がかかっているような感じがします。
さて、天気の良くない時には機材のメンテナンスにうってつけです。
本来なら梅雨時にやってしまうべきでしたが、なかなか時間が取れずに延び延びになっていた主砲MIZAR 150SLのメンテナンスをすることにしました。
今回は主斜鏡及びファインダーといった光学系の洗浄を行います。
まずは主鏡を外します。
150SLの主鏡セルは二重のネジで光軸調整するようになっています。

普通に考えて内側が引きネジで、外側が押しネジと思われます。
外側のネジを少しゆるめてから、内側のネジを完全に緩めます。

主鏡セルが外れました。

見るからに汚れてしまっています。
拡大すると。

びっしりと汚れが着いてしまっています。
主鏡セルを外すと鏡筒のおしりはこんな感じです。

主鏡を洗浄した後セルに戻す際に、できれば元々の位置に戻しておきたいと思い、セルと主鏡に目印を書いておきました。

セルの方は黒いので分かりにくいですね。
さて、主鏡をセルから外します。

主鏡の下には丸い鉄板(ブリキ?)とドーナツ型のボール紙が入っていました。
クッションと主鏡を外気順応させるための仕組みと思われます。
お次は斜鏡です。

こちらはごく普通に中央の引きネジを緩めるだけで斜鏡セルが外れました。

しかしまぁ斜鏡も主鏡ほどではないにしても汚れてしまっています。

斜鏡を取り外すためにつめのネジを外します。

爪のネジ穴は2つあるのにセルにはネジ1本でしか固定されていません。
接着剤(両面テープ?)も併用して爪を固定していました。
セルの中には爪に斜鏡を押し付けるためにスポンジが入っていました。
でも、取り出そうとして指で押したら...

指の形に凹んでしまいました。
つまむこともできないので、主斜鏡洗浄時に水流で洗い流しました。

スポンジの下からボール紙が出てきました。

さて、主鏡は水洗い後に台所洗剤を数滴垂らして優しく撫でるように洗いました。
しかし、指先にカリッと何かがこびりついている感触があります。
爪でこそぎ落としたい衝動を抑えつつ洗い続けましたが取れません。
一旦洗浄をやめてエアダスターで水滴を吹き飛ばして確認してみると、白いものが鏡面に付着しています。

カビ?
爪で引っ掻くわけには行かないので、ペンタ棒で除去できないか試してみます。

が、全くもって歯が立ちません。
後でもう一回だけ洗浄して、それでもダメなら諦めようと思います。
斜鏡は特に問題もなく綺麗になりました。
光学系の締めくくりはファインダーです。
こちらもレンズに汚れがビッシリ。

よく星を導入できていたなぁと思えるほどです。
こちらはレンズクリーナーで拭きとりました。

あ〜スッキリした。
さて、次回は鏡筒本体のメンテナンスをしようと思います。
古い上に20年ばかりほったらかしだったので鏡筒にも色々とダメージが出ています。

細かいサビが散在しています。



これらのサビの補修を行います。
↓押していただけると嬉しいです
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tag : 150SL,
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