finkの再インストール

GPSBabelのコンパイルをしようとしたところQt4が無いと怒られてしまいました。
finkでインストールしようとしたところ/usr/bin/perl5.12は実行ファイルでないと怒られる始末。
仕方なくfinkを再インストールすることにしました。

ご存じない方がいるかもしれないので一応finkについて説明します。
世の中のパソコンにはWindowsとMacの他にUNIX系と呼ばれるOSが存在します。
UNIX系のOSやアプリの殆どは有志により作られていて、そのアプリの数は数千にも及びます。
科学技術系とか、画像処理とか音楽関係など多岐にわたっていて、ビジネス用途で使用されるものもあったりします。
Microsoft Office互換のLibreOfficeなどもそういったアプリの一つです。

MacのベースはBSDというUNIX系OSなのでこれらのアプリをWindowsよりも導入しやすくなっています。
（もっともWindowsではかゆいところに手が届くアプリが多いのでUNIX系アプリの必要性は低いのですが）

UNIX系アプリは一般的なアプリに比べるとインストールがとても大変です。
アプリのインストール作業を簡単にしてくれるのがパッケージシステムと呼ばれるもので、Macでのパッケージシステムの一つがfinkというわけです。
ちなみにMac向けには他にもportsというパッケージシステムが存在します。

さてfinkの再インストールです。
 finkはバージョンアップ時に/sw、/sw2とどんどんディレクトリが増殖していきます。
まずはこれらのディレクトリを綺麗にしてしまいます。

sudo rm -rf /sw sudo rm -rf /sw2

finkのインストーラをプロジェクトのホームページからダウンロードして展開しておきます。
展開したディレクトリに移動して

./bootstrap

とするとfink環境の構築が始まります。
いくつかの質問がありますが、全てデフォルトとしました。

構築が完了したら

/sw/bin/pathsetup.sh fink selfupdate-rsync fink index -f fink update-all

これでインストールが完了しました。

finkでインストールしたパッケージで一番使っているのがgEDAなので現状復旧のためまずはgEDAのインストールをしてしまいます。

fink list geda　　　　←gedaの正式パッケージ名を検索 Information about 8695 packages read in 1 seconds. geda-gaf 1:1.8.1-3 GNU EDA -- Electronics design -- base fink install geda-gaf

結構な数のパッケージがインストールされるようなので本日はここまで。
次回Qt4をインストールします。

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