あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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GPSBabelのビルド
PA6C(LOCUS)のログデータを吸い出すためにGPSBabelをビルドします。
以前のエントリではソースの持ってきかたを書いていなかったので最初から書きます。
LOCUSに対応したBPSBabelはまだリリースされていませんが、開発バージョンだと対応しているようです。
開発バージョンのソースコードをダウンロードしてビルドすることでLOCUS対応のGPSBabelが使えるようになります。
ソースはSubversionという「バージョンコントロールシステム」で管理されています。
が、今回のケースではあまり気にする必要はありません。
MacでもSubversionのツールは色々とありますが、今回はVersionsというツールを使用しました。
アクセスするURLにhttp://gpsbabel.googlecode.com/svn/trunk/gpsbabelを入力すると以下の様なディレクトリ構造が取得できますので、ファイル名一覧の一番上のgpsbabelを右クリックしてチェックアウトを選択します。
どこに保存するかを決めるとそこにソースが取得できます。
さて、取得したソースの中にGPSBabel.xcodeprojtというファイルが有ります。
これはMacのフリーな開発環境であるXcode用のプロジェクトファイルです。
これを使ってビルドすればうまくいきそうです。
が、
なにやらクラスがないと怒られています。
「これはきっとOS X用のQtをインストールする必要があるのだろう」
とQtのOS X用をダウンロード&インストールしました。
インストール完了!再度Xcodeプロジェクトを開きますが相変わらず同じエラーです。
QtのOS Xバージョンではインストールした際にIDE(統合開発環境)のようなウィンドウが開きます。
ちょっとチュートリアルをいじってみたところQtのプロジェクトファイル名は〜.proのようです。
GPSBabelのディレクトリにもGPSBabel.proというファイルが有ります。
試しにQtに読み込ませてみたところ見事に読み込めました。
GPSBabelのディレクトリにguiというディレクトリがあって、そこにも.proファイルが有ったのでこれも読み込みます。
それぞれのプロジェクトをビルドしてみたところそれぞれのプロジェクトファイルの1階層上に
build-GPSBabel-Desktop_Qt_5_1_1_clang_64bit-Debug
build-app-Desktop_Qt_5_1_1_clang_64bit-Debug
といったディレクトリが出来上がります。
build-app-Desktop...側のディレクトリにはGPSBabelFEというアプリが出来上がっています。
このアプリを右クリック→パッケージの内容を表示として、Contents→MacOSと階層を下るとGPSbabelFEというファイルが有ります。
このファイルがアプリの本体です。ただ、FE(フロントエンド)という名前の通りウィンドウなどのユーザインタフェースしか含まれていません。
GPSBabel本体を前述のbuild-GPSBabel-Desktop...というディレクトリからコピーする必要があります。
↑コピーするとこんな感じです。
Finderの戻るボタンで階層を戻ってアプリを起動するとちゃんと起動します。
プルダウンメニューにMediaTek Locusが出現しました。
ただ、ラジオボタンをDeviceにするとLocusがありません。
ソースコードを確認してみたところGPSBabel自体はファイルもデバイスも対応しているようです。
結局以下のようにすれば良いようです。
一旦ラジオボタンをDeviceにしてシリアルポートの名前をメモしておきます。
ラジオボタンをFileに戻して、先ほどメモしたデバイス名をファイル名欄に記入します。
Outputはおこのみで。私はGoogleEarthにしました。
多分GoogleEarthを使うのが一番簡単でしょう。
左下のApplyボタンを押すとしばらくしてファイルの読み出しに成功した旨のメッセージが表示され、kmlファイルが生成されていました。
GoogleEarthでこのファイルを読み込むとルートが表示されます。
・・・う〜ん、駐車中の車のダッシュボード上にGPSロガーを置いていたのですが、この状況ではあまり電波のつかみが良くないようです。
建物内でiPhoneのGPSを見ている時のようにあっちこっちに動いています。
数日かばんに入れて家と会社を往復してみましたが、マクロに見ればトレースできている感じですが、誤差数10メートルになったりします。
もしかしたらバッテリなどが電波の邪魔をしているのかもしれません。
ちょっと詰め込み過ぎだったかも。
まぁ、これで一応GPSのシステムが出来上がったので良しとします。
え?何に使うかって?
え〜と.....
いや、いいんです。技術的興味が満足できれば (^^;
上記でビルドしたGPSBabelはここにおいておきます。
↓押していただけると嬉しいです。
以前のエントリではソースの持ってきかたを書いていなかったので最初から書きます。
LOCUSに対応したBPSBabelはまだリリースされていませんが、開発バージョンだと対応しているようです。
開発バージョンのソースコードをダウンロードしてビルドすることでLOCUS対応のGPSBabelが使えるようになります。
ソースはSubversionという「バージョンコントロールシステム」で管理されています。
が、今回のケースではあまり気にする必要はありません。
MacでもSubversionのツールは色々とありますが、今回はVersionsというツールを使用しました。
アクセスするURLにhttp://gpsbabel.googlecode.com/svn/trunk/gpsbabelを入力すると以下の様なディレクトリ構造が取得できますので、ファイル名一覧の一番上のgpsbabelを右クリックしてチェックアウトを選択します。

どこに保存するかを決めるとそこにソースが取得できます。
さて、取得したソースの中にGPSBabel.xcodeprojtというファイルが有ります。
これはMacのフリーな開発環境であるXcode用のプロジェクトファイルです。
これを使ってビルドすればうまくいきそうです。
が、

なにやらクラスがないと怒られています。
「これはきっとOS X用のQtをインストールする必要があるのだろう」
とQtのOS X用をダウンロード&インストールしました。

インストール完了!再度Xcodeプロジェクトを開きますが相変わらず同じエラーです。
QtのOS Xバージョンではインストールした際にIDE(統合開発環境)のようなウィンドウが開きます。
ちょっとチュートリアルをいじってみたところQtのプロジェクトファイル名は〜.proのようです。
GPSBabelのディレクトリにもGPSBabel.proというファイルが有ります。
試しにQtに読み込ませてみたところ見事に読み込めました。
GPSBabelのディレクトリにguiというディレクトリがあって、そこにも.proファイルが有ったのでこれも読み込みます。

それぞれのプロジェクトをビルドしてみたところそれぞれのプロジェクトファイルの1階層上に
build-GPSBabel-Desktop_Qt_5_1_1_clang_64bit-Debug
build-app-Desktop_Qt_5_1_1_clang_64bit-Debug
といったディレクトリが出来上がります。
build-app-Desktop...側のディレクトリにはGPSBabelFEというアプリが出来上がっています。
このアプリを右クリック→パッケージの内容を表示として、Contents→MacOSと階層を下るとGPSbabelFEというファイルが有ります。
このファイルがアプリの本体です。ただ、FE(フロントエンド)という名前の通りウィンドウなどのユーザインタフェースしか含まれていません。
GPSBabel本体を前述のbuild-GPSBabel-Desktop...というディレクトリからコピーする必要があります。

↑コピーするとこんな感じです。
Finderの戻るボタンで階層を戻ってアプリを起動するとちゃんと起動します。

プルダウンメニューにMediaTek Locusが出現しました。
ただ、ラジオボタンをDeviceにするとLocusがありません。
ソースコードを確認してみたところGPSBabel自体はファイルもデバイスも対応しているようです。
結局以下のようにすれば良いようです。
一旦ラジオボタンをDeviceにしてシリアルポートの名前をメモしておきます。
ラジオボタンをFileに戻して、先ほどメモしたデバイス名をファイル名欄に記入します。
Outputはおこのみで。私はGoogleEarthにしました。
多分GoogleEarthを使うのが一番簡単でしょう。
左下のApplyボタンを押すとしばらくしてファイルの読み出しに成功した旨のメッセージが表示され、kmlファイルが生成されていました。
GoogleEarthでこのファイルを読み込むとルートが表示されます。

・・・う〜ん、駐車中の車のダッシュボード上にGPSロガーを置いていたのですが、この状況ではあまり電波のつかみが良くないようです。
建物内でiPhoneのGPSを見ている時のようにあっちこっちに動いています。
数日かばんに入れて家と会社を往復してみましたが、マクロに見ればトレースできている感じですが、誤差数10メートルになったりします。
もしかしたらバッテリなどが電波の邪魔をしているのかもしれません。
ちょっと詰め込み過ぎだったかも。
まぁ、これで一応GPSのシステムが出来上がったので良しとします。
え?何に使うかって?
え〜と.....
いや、いいんです。技術的興味が満足できれば (^^;
上記でビルドしたGPSBabelはここにおいておきます。
↓押していただけると嬉しいです。
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