あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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ナイトショットの赤外線特性
今の家に引っ越してかれこれ10年ほどになりますが、引っ越してすぐくらいの頃に隣家に泥棒が入りました。
少々不安になり防犯カメラを自作して運用してましたが、録画サーバとして使っていたLinuxマシン入れ替えとともにしばらく運用停止しています。
ポータブルDVDプレイヤーで動作確認したところ一瞬しか画像が表示されません。
どうも故障してしまったようです。
これが外観です。
アクリル板を貼りあわせて作ってあります。
カメラ側面は夏場の日差しで温度が上がり過ぎないよう、銀色のスプレーを吹き付けてあります。
不器用なので張り合わせた隙間から雨水が進入する可能性があります。
このため本体とは別に屋根を浮かせて取り付けています。
それでも経年劣化でカメラモジュールが壊れた時のために天板部分はガムテープ等で本体に貼り付けています。
天板を外すと中身はこんなふうになってます。
ビデオと電源コードのソケット取り付け板とカメラモジュールを固定するアクリル棒。
そしてカメラ本体です。
カメラモジュールは秋月の赤外線モノクロカメラモジュールを使用しています。
夜間撮影のために赤外線投光機を2つ用意して、トランジスタで組んだ夜間点灯回路で自動点灯/消灯させる仕組みです。
何年も使っているので1列点いていませんね。
肉眼で点灯状態がわかるようにLEDも点けています。
存在をアピールすることも防犯カメラには必要なので。
で、いろいろと確認してみたところカメラや赤外線投光機に問題はなく、DVDプレイヤーだとこのカメラモジュールの出力を表示させられないみたいです。
確か以前は見ることができたと思ったので、そのうち原因調査してみます。
さて星見で泉ヶ岳によく行くのですが、時々夜行性動物と出くわします。
幸いクマのような大型のものではなく、小動物っぽい(暗いのでよくわからない)ですが、ガサガサと草むらで音がするとドキッとしてしまいます。
そこで移動型・ワイヤレス暗視カメラを作ってみようと思います。
一般的な防犯カメラと違って一定の場所を写していれば良いというものではなく、被写体の距離も変化することが予想されます。
パンとズームの機構が必要となります。ズームするとピント位置が変化するのでオートフォーカスも欲しくなります。
↑で使っている秋月のカメラモジュールと一眼レフの安いレンズを組み合わせても良さそうですがズーム&フォーカス機構が面倒そうです。
ズーム&オートフォーカス機構を考えるとビデオカメラを改造するのが簡単そうです。
ビデオカメラで赤外線カメラといえばナイトショットが有名です。
オークションだと古い機種がジャンク品として安く出ているのでこれを使ってみようと思います。
その前にナイトショットでどれくらいの暗視性能があるのかテストしてみます。
我が家には三男坊が生まれた時に買ったビデオカメラ(HDR-HC7)があり、これにもナイトショットが搭載されています。
テスト環境は家の廊下です。約5m先に工具箱を置いてあります。
そのそばにはコートが掛かっています。
まずはナイトショットで、ナイトショットランプ(赤外線ランプ)OFFとした場合です。
右側は足元灯で照らされた壁で、奥側に光って見えるのは足元灯の光が反射した窓です。
その他は全く見えません。
続いてナイトショットランプを点灯します。
かすかに工具箱の存在を確認できますし、コートはまぁまぁ確認できます。
ランプがカメラの右側に付いているため、右側の壁だけが明るいです。
この結果からナイトショットのランプでは5m以下が限界っぽいですね。
ナイトショットランプを消して、赤外線投光機を使ったらどうなるでしょう。
全体的に明るくなりました。
コートもはっきり写っていますが工具箱は殆ど見えません。
最後に投光機+ナイトショットランプです。
相乗効果でしょうか、想像していたよりもはっきり写っています。
工具箱も存在が分かります。
ちなみに比較として秋月の赤外線カメラ+投光機の場合です。
TVに写した映像です。
普通に照明を当てたようによく見えます。
ナイトショットランプの波長は850nm、赤外線投光機の波長は940nmです。
ナイトショットは850nmに感度を合わせてあり、秋月の赤外線カメラは940nmに感度が合わせてあるのでしょう。
このためナイトショットでは赤外線投光機を使っても赤外線カメラほど明るく映らなかったのだと思われます。
このままだとナイトショットを使ってもあまり良く見えないので、IRフィルター除去等の改造が必要と思われます。
近いうちにジャンクカメラを入手して色々やってみようと思います。
↓押していただけると嬉しいです。
少々不安になり防犯カメラを自作して運用してましたが、録画サーバとして使っていたLinuxマシン入れ替えとともにしばらく運用停止しています。
ポータブルDVDプレイヤーで動作確認したところ一瞬しか画像が表示されません。
どうも故障してしまったようです。
これが外観です。
アクリル板を貼りあわせて作ってあります。
カメラ側面は夏場の日差しで温度が上がり過ぎないよう、銀色のスプレーを吹き付けてあります。

不器用なので張り合わせた隙間から雨水が進入する可能性があります。
このため本体とは別に屋根を浮かせて取り付けています。

それでも経年劣化でカメラモジュールが壊れた時のために天板部分はガムテープ等で本体に貼り付けています。
天板を外すと中身はこんなふうになってます。

ビデオと電源コードのソケット取り付け板とカメラモジュールを固定するアクリル棒。
そしてカメラ本体です。
カメラモジュールは秋月の赤外線モノクロカメラモジュールを使用しています。
夜間撮影のために赤外線投光機を2つ用意して、トランジスタで組んだ夜間点灯回路で自動点灯/消灯させる仕組みです。

何年も使っているので1列点いていませんね。
肉眼で点灯状態がわかるようにLEDも点けています。
存在をアピールすることも防犯カメラには必要なので。
で、いろいろと確認してみたところカメラや赤外線投光機に問題はなく、DVDプレイヤーだとこのカメラモジュールの出力を表示させられないみたいです。
確か以前は見ることができたと思ったので、そのうち原因調査してみます。
さて星見で泉ヶ岳によく行くのですが、時々夜行性動物と出くわします。
幸いクマのような大型のものではなく、小動物っぽい(暗いのでよくわからない)ですが、ガサガサと草むらで音がするとドキッとしてしまいます。
そこで移動型・ワイヤレス暗視カメラを作ってみようと思います。
一般的な防犯カメラと違って一定の場所を写していれば良いというものではなく、被写体の距離も変化することが予想されます。
パンとズームの機構が必要となります。ズームするとピント位置が変化するのでオートフォーカスも欲しくなります。
↑で使っている秋月のカメラモジュールと一眼レフの安いレンズを組み合わせても良さそうですがズーム&フォーカス機構が面倒そうです。
ズーム&オートフォーカス機構を考えるとビデオカメラを改造するのが簡単そうです。
ビデオカメラで赤外線カメラといえばナイトショットが有名です。
オークションだと古い機種がジャンク品として安く出ているのでこれを使ってみようと思います。
その前にナイトショットでどれくらいの暗視性能があるのかテストしてみます。
我が家には三男坊が生まれた時に買ったビデオカメラ(HDR-HC7)があり、これにもナイトショットが搭載されています。
テスト環境は家の廊下です。約5m先に工具箱を置いてあります。
そのそばにはコートが掛かっています。

まずはナイトショットで、ナイトショットランプ(赤外線ランプ)OFFとした場合です。

右側は足元灯で照らされた壁で、奥側に光って見えるのは足元灯の光が反射した窓です。
その他は全く見えません。
続いてナイトショットランプを点灯します。

かすかに工具箱の存在を確認できますし、コートはまぁまぁ確認できます。
ランプがカメラの右側に付いているため、右側の壁だけが明るいです。
この結果からナイトショットのランプでは5m以下が限界っぽいですね。
ナイトショットランプを消して、赤外線投光機を使ったらどうなるでしょう。

全体的に明るくなりました。
コートもはっきり写っていますが工具箱は殆ど見えません。
最後に投光機+ナイトショットランプです。

相乗効果でしょうか、想像していたよりもはっきり写っています。
工具箱も存在が分かります。
ちなみに比較として秋月の赤外線カメラ+投光機の場合です。

TVに写した映像です。
普通に照明を当てたようによく見えます。
ナイトショットランプの波長は850nm、赤外線投光機の波長は940nmです。
ナイトショットは850nmに感度を合わせてあり、秋月の赤外線カメラは940nmに感度が合わせてあるのでしょう。
このためナイトショットでは赤外線投光機を使っても赤外線カメラほど明るく映らなかったのだと思われます。
このままだとナイトショットを使ってもあまり良く見えないので、IRフィルター除去等の改造が必要と思われます。
近いうちにジャンクカメラを入手して色々やってみようと思います。
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tag : ワイヤレス暗視カメラ,
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