あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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ワイヤレス暗視カメラの製作(その3)
いよいよカメラ本体を作ります。 まず、使ったケースです。
タカチのBCAS080806Gという防水ボックスです。
EFマウントの大きさとバックフォーカスに合うケースがなかなか見つかりませんでした。
このケースにレンズを取り付ける方法ですが、対象確認アダプタと同じアプローチとします。
つまり、レンズのリアキャップをマウント代わりにします。
ケースの中央に印をつけて、コンパスで円を書きます。
コンパスだと鉛筆で見づらいので、サインペンで線をなぞっておきます。
この円周に沿うように太めのドリル(6.5mmなど)で穴を開けていきます。
次に細いドリル(2mmなど)で隙間も穴を開けます。
ケースは防水で厚みがあるため糸ノコでドリルの穴をつなぐように切っていきます。
厚みがなければニッパでもいいかもしれません。
切り取った穴の縁は当然凸凹しているので、電動ドリルにヤスリのアタッチメントを付けて削っていきます。
仕上げの際には砥石タイプのアタッチメントにして滑らかに仕上げます。
サインペンで書いた線が、ぎりぎり消えるくらいまで削ります。
レンズのリアキャップをはめてみます。
いい感じです。
次はこのリアキャップを加工します。
まずはノギスで中心を測って点を打ちます。
ポンチ代わりにピンバイスで軽くヘコむくらいまで削ります。
この後太め(ハンドドリルを使ったので5mm)のドリルで穴を開け、リーマで穴を広げます。
穴の大きさは適当ですが、レンズの後玉の有効径と同じくらいにしました。
秋月の赤外線カメラモジュールを仮止めして確認します。
CCDに光は充分届きそうです。
このままレンズを装着してみました。
ちょっとだけテストです。
前回同様にちゃんと映っています。
次にカメラモジュールをケースに固定しますが、その前にビデオ信号と電源のコネクタをケースに取り付けます。
ケースの厚みが結構あるので、電源ジャックのナットを締めるのに苦労しました。
カメラはケース内にあるネジ止め穴にプリント基板を固定して、長めのボルトで固定します。
秋月の一番小さい基板でも入らなかったため、ひと回り小さく切りました。
ボルトの位置が正確でなかったためカメラモジュールを押し込んでも途中までしか入りきれません。
ナット2個でカメラモジュールを挟みこむように固定しようと考えていましたが、抜けないように1つだけで締め付けOKとなりました。
この基板をケースに固定します。
最後にリアキャップをセメダインXでケースに接着して出来上がりです。
再度レンズを装着。
なんか、市販のCCDカメラっぽくなりました。
最終のカメラテストも良好。
正面の天井にある換気口を写しています。
望遠側はピントが出ますが、広角側だとピントが出ません。
EFマウントのバックフォーカスは44mmですが、CCD面がそれよりもレンズ側にあるためと思われます。
カメラモジュールをケース直付くらいにしないと無理そうです。
なんか面倒なので望遠側だけ使うことにします。
次回はこのカメラに見合う赤外線投光機を作ります。
とはいえ秋月のキットですが。
↓押していただけると嬉しいです。

タカチのBCAS080806Gという防水ボックスです。

EFマウントの大きさとバックフォーカスに合うケースがなかなか見つかりませんでした。
このケースにレンズを取り付ける方法ですが、対象確認アダプタと同じアプローチとします。
つまり、レンズのリアキャップをマウント代わりにします。

ケースの中央に印をつけて、コンパスで円を書きます。
コンパスだと鉛筆で見づらいので、サインペンで線をなぞっておきます。

この円周に沿うように太めのドリル(6.5mmなど)で穴を開けていきます。
次に細いドリル(2mmなど)で隙間も穴を開けます。

ケースは防水で厚みがあるため糸ノコでドリルの穴をつなぐように切っていきます。
厚みがなければニッパでもいいかもしれません。

切り取った穴の縁は当然凸凹しているので、電動ドリルにヤスリのアタッチメントを付けて削っていきます。

仕上げの際には砥石タイプのアタッチメントにして滑らかに仕上げます。

サインペンで書いた線が、ぎりぎり消えるくらいまで削ります。
レンズのリアキャップをはめてみます。

いい感じです。
次はこのリアキャップを加工します。
まずはノギスで中心を測って点を打ちます。
ポンチ代わりにピンバイスで軽くヘコむくらいまで削ります。

この後太め(ハンドドリルを使ったので5mm)のドリルで穴を開け、リーマで穴を広げます。

穴の大きさは適当ですが、レンズの後玉の有効径と同じくらいにしました。
秋月の赤外線カメラモジュールを仮止めして確認します。

CCDに光は充分届きそうです。

このままレンズを装着してみました。

ちょっとだけテストです。

前回同様にちゃんと映っています。
次にカメラモジュールをケースに固定しますが、その前にビデオ信号と電源のコネクタをケースに取り付けます。

ケースの厚みが結構あるので、電源ジャックのナットを締めるのに苦労しました。

カメラはケース内にあるネジ止め穴にプリント基板を固定して、長めのボルトで固定します。

秋月の一番小さい基板でも入らなかったため、ひと回り小さく切りました。
ボルトの位置が正確でなかったためカメラモジュールを押し込んでも途中までしか入りきれません。
ナット2個でカメラモジュールを挟みこむように固定しようと考えていましたが、抜けないように1つだけで締め付けOKとなりました。

この基板をケースに固定します。
最後にリアキャップをセメダインXでケースに接着して出来上がりです。

再度レンズを装着。

なんか、市販のCCDカメラっぽくなりました。

最終のカメラテストも良好。

正面の天井にある換気口を写しています。
望遠側はピントが出ますが、広角側だとピントが出ません。
EFマウントのバックフォーカスは44mmですが、CCD面がそれよりもレンズ側にあるためと思われます。

カメラモジュールをケース直付くらいにしないと無理そうです。
なんか面倒なので望遠側だけ使うことにします。
次回はこのカメラに見合う赤外線投光機を作ります。
とはいえ秋月のキットですが。
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