あたご工房
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カセットガスストーブ再改造(追記あり)
冬になってくるとカセットガスストーブのエントリのアクセスが多くなります。
ガスが使い切れないストーブに困っている方が多いのでしょう。
以前カセットガスストーブにパワーブースターを取り付けましたが、その後の運用で氷点下では熱量が充分ではない事が判明しました。
今回は熱量アップのための再改造を行います。
※写真と手順を増やしましたが、改造は自己責任で行ってください。
本改造により生じたいかなる損害も「あたご工房」は責任を負いません。
まずは、おさらい。
まずは作業をしやすいようにストーブの裏蓋を外します。
ネジを外せば裏蓋が外せますが、左側の突起が長いので右側から手前に引っ張ります。
ストーブの裏蓋を外すと以前取り付けた集熱パイプと熱伝導用のアルミ板があります。
取り外して横から見るとこんな形。
今回は熱伝導部分を全て銅にしてしまいます。
↑に写っている棒は銅のパイプです。
潰さなくてもスリットを抜けられるように細いものを購入しました。
前回同様に銅板をボンベの丸みに沿って曲げていきます。
反対側(スリット側)はアクリルの棒を定規代わりにして曲げていきます。
曲げの寸法は...テキトーです。
ボンベ側から曲線になってますが、次の直線区間はだいたい45mm位です。
一番先の部分は55mm位にしました。
銅板の曲げ加工が完了しました。
なんか高級感のある色合い...見えないのに。
分かりにくいですが、スリット近くまで銅板が伸びています。
こうすることで銅パイプを曲げずに銅板に取り付けられます。
銅パイプは銅板に取り付けしやすいように半分ほどをプライヤーで潰します。
銅パイプを取り付ける位置は、現物合わせです。
銅板をストーブに仮設置した状態でスリット位置に油性マジックで印をつけます。
銅パイプと銅板の接着は、当初ハンダ付けでやろうとしましたが、相手が銅で熱がどんどん逃げていくし、ハンダゴテが30Wでこの手のハンダ付けには熱量不足のため諦めました。
銅パイプの平らな部分と銅板に3.2mmの穴を開けてビスとナットで固定しました。
銅板の固定ですが、ストーブ内のスリットにビス止めします。
ビスは手持ちにあった太さ6mm、長さ約20mmのものにしました。
これでもボルトの頭が取り付けるスリットから抜ける可能性があったのでワッシャーをかませます。
銅板にはスリットの高さに合わせて穴を開けておきます。
取り付けの際には、まずボルトを右手でスリットに合わせます。
右側にしか手を入れるスペースがありません。
この状態で銅板の穴を通します。
後はワッシャーを挟んでナットで締めます。
銅板の裏にボンベを外す際のバネがあるのでキツくは締められません。
手で締めるだけにしました。
後は裏蓋を元通り閉じれば完了です。
正面から。
なんか、ヤマトの主砲を彷彿とさせる外観です。
さて、肝心の熱伝導量ですが、銅板の中程を触るとアルミ板の時よりもだいぶ熱く感じます。
もう少し寒くなったら前回同様に実験しようと思います。
注意:
本改造を行うとボンベの脱着が不安定になりやすくなります。
ボンベを装着する際にはボンベの底にストーブ側のフックが完全に引っかかっていることを確認して下さい。
またボンベを外す際にはレバーを戻しただけでは中途半端な位置でボンベが止まり、ガスが漏れる場合があります。
手でしっかりとボンベを外してください。
繰り返しになりますが、改造は自己責任で行ってください。
↓押していただけると嬉しいです。
ガスが使い切れないストーブに困っている方が多いのでしょう。
以前カセットガスストーブにパワーブースターを取り付けましたが、その後の運用で氷点下では熱量が充分ではない事が判明しました。
今回は熱量アップのための再改造を行います。
※写真と手順を増やしましたが、改造は自己責任で行ってください。
本改造により生じたいかなる損害も「あたご工房」は責任を負いません。
まずは、おさらい。
まずは作業をしやすいようにストーブの裏蓋を外します。

ネジを外せば裏蓋が外せますが、左側の突起が長いので右側から手前に引っ張ります。

ストーブの裏蓋を外すと以前取り付けた集熱パイプと熱伝導用のアルミ板があります。

取り外して横から見るとこんな形。

今回は熱伝導部分を全て銅にしてしまいます。
↑に写っている棒は銅のパイプです。
潰さなくてもスリットを抜けられるように細いものを購入しました。
前回同様に銅板をボンベの丸みに沿って曲げていきます。

反対側(スリット側)はアクリルの棒を定規代わりにして曲げていきます。

曲げの寸法は...テキトーです。

ボンベ側から曲線になってますが、次の直線区間はだいたい45mm位です。

一番先の部分は55mm位にしました。

銅板の曲げ加工が完了しました。
なんか高級感のある色合い...見えないのに。

分かりにくいですが、スリット近くまで銅板が伸びています。
こうすることで銅パイプを曲げずに銅板に取り付けられます。
銅パイプは銅板に取り付けしやすいように半分ほどをプライヤーで潰します。

銅パイプを取り付ける位置は、現物合わせです。
銅板をストーブに仮設置した状態でスリット位置に油性マジックで印をつけます。

銅パイプと銅板の接着は、当初ハンダ付けでやろうとしましたが、相手が銅で熱がどんどん逃げていくし、ハンダゴテが30Wでこの手のハンダ付けには熱量不足のため諦めました。
銅パイプの平らな部分と銅板に3.2mmの穴を開けてビスとナットで固定しました。
銅板の固定ですが、ストーブ内のスリットにビス止めします。

ビスは手持ちにあった太さ6mm、長さ約20mmのものにしました。
これでもボルトの頭が取り付けるスリットから抜ける可能性があったのでワッシャーをかませます。

銅板にはスリットの高さに合わせて穴を開けておきます。

取り付けの際には、まずボルトを右手でスリットに合わせます。
右側にしか手を入れるスペースがありません。

この状態で銅板の穴を通します。

後はワッシャーを挟んでナットで締めます。
銅板の裏にボンベを外す際のバネがあるのでキツくは締められません。
手で締めるだけにしました。
後は裏蓋を元通り閉じれば完了です。

正面から。

なんか、ヤマトの主砲を彷彿とさせる外観です。
さて、肝心の熱伝導量ですが、銅板の中程を触るとアルミ板の時よりもだいぶ熱く感じます。
もう少し寒くなったら前回同様に実験しようと思います。
注意:
本改造を行うとボンベの脱着が不安定になりやすくなります。
ボンベを装着する際にはボンベの底にストーブ側のフックが完全に引っかかっていることを確認して下さい。
またボンベを外す際にはレバーを戻しただけでは中途半端な位置でボンベが止まり、ガスが漏れる場合があります。
手でしっかりとボンベを外してください。
繰り返しになりますが、改造は自己責任で行ってください。
↓押していただけると嬉しいです。
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tag : カセットガスストーブ,
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コメント
教えてください
Re: 教えてください
yasuさん
コメント有難うございます。
> 銅板は何ミリの物をしようしたのでしょうか?
0.5mmの物を使いました。
こちらの記事に出ているものと同じです。
http://atagostudio.blog.fc2.com/blog-entry-246.html
> また、本体への取付箇所が前の記事も含めて、よく分からないのですが…
記事の最初の写真でアルミ板に穴が開いていますが、ボルトで本体側のボンベ取付部にあるスリット(アルミ板の右側にも見えています)に取り付けました。
ただし、ボンベを固定する金具(ボンベをセットした時に下げるレバーに連動して動く部分)のバネと干渉してしまうので緩めにしています。
> 誠に恐縮ですが、写真等で教えて頂ければ幸いです。
近いうちに記事にしようと思います。
よろしくお願いします。
コメント有難うございます。
> 銅板は何ミリの物をしようしたのでしょうか?
0.5mmの物を使いました。
こちらの記事に出ているものと同じです。
http://atagostudio.blog.fc2.com/blog-entry-246.html
> また、本体への取付箇所が前の記事も含めて、よく分からないのですが…
記事の最初の写真でアルミ板に穴が開いていますが、ボルトで本体側のボンベ取付部にあるスリット(アルミ板の右側にも見えています)に取り付けました。
ただし、ボンベを固定する金具(ボンベをセットした時に下げるレバーに連動して動く部分)のバネと干渉してしまうので緩めにしています。
> 誠に恐縮ですが、写真等で教えて頂ければ幸いです。
近いうちに記事にしようと思います。
よろしくお願いします。
詳細なご教授、ありがとうございます。
自己責任において、チャレンジしてみます。
自己責任において、チャレンジしてみます。
実験
初めまして 実験後のストーブの火力は どうですか? 自分もアルミ板で 少しだけ改造したのですが 納得できなくて(≧∇≦)
Re: 実験
> 初めまして 実験後のストーブの火力は どうですか? 自分もアルミ板で 少しだけ改造したのですが 納得できなくて(≧∇≦)
ようじさん、はじめまして。
私も改造したのはいいのですが、仕事が忙しくてなかなか実力の検証に至っておりません。
幸い仕事の方は少し楽になってきたので、近いうちに検証したいと思います。
ようじさん、はじめまして。
私も改造したのはいいのですが、仕事が忙しくてなかなか実力の検証に至っておりません。
幸い仕事の方は少し楽になってきたので、近いうちに検証したいと思います。
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あたごさんと同じような改造を行いたいのですが、全く知識がなく…
銅板は何ミリの物をしようしたのでしょうか?
また、本体への取付箇所が前の記事も含めて、よく分からないのですが…
誠に恐縮ですが、写真等で教えて頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します。