あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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デジタルワイヤレスマイクの製作(その1)
ふと、夏休みの工作としてデジタルワイヤレスマイクを作ってみようと思いました。
なんで地下室ネタかというと...できるだけ小さく作るので◯聴器としても使えてしまうためです...
無線関係の自作回路では電波法の関係で微弱タイプが主流で、手巻きのコイルなどで周波数を調整するなど面倒です。
RF(無線)部分を市販モジュールとすることで電波法や調整の手間を気にせずに飛距離を稼ぐことができます。
今回はTOCOSのTWE-Lite(はてなアンテナタイプ)を使うこととしました。
TOCOSのHPには様々なアプリがプログラムとともに掲載されています。
そのうちのオーディオ・信号通信専用通信アプリを使います。
送信機側はマイクのみ実装してPTTをONしっぱなしの状態にし、受信機側はヘッドホンアンプで再生するという単純な目論見です。
できるだけ小さく作りたいため、例のごとく秋月の単3×2本の電池ボックスを使用します。
マイクアンプやヘッドホンアンプをオペアンプなどで組んでもいいのですが、いかんせん狭いのと、Li-ionの3.7Vでは電圧が足らないので、それぞれ秋月の「超小型シリコンマイクモジュール」と「BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール」を使うことにしました。
まずは送信機側です。
TWE-Liteのピンはハーフピッチで半円形になっていますので、ハーフピッチのユニバーサル基板に実装します。
ユニバーサル基板をTWE-Liteが載るぎりぎりの幅でカットします。
ところがこれでも乾電池1本分よりも幅をとってしまいました。
GPSロガーの時と同様に電池の仕切りを彫刻刀で削りました。
これで何とか収まりそうです。
マイクはケースの穴部分に取り付けることにします。
ただ、そのままだとマイクが丸見えです。
目隠しに網戸の網を使うことにしました。
小さく折りたたんで、瞬間接着剤で張り合わせた後両面テープでケースに貼り付けます。
これでマイクが目立たなくなりました。
網戸の網なので音通りにも影響ないと思います。
TWE-Liteの実装はTWE-Liteの接続するピンに対応するユニーバーサル基板の穴に抵抗の足をハンダ付けしていきます。
剣山のようになります。
TWE-Liteはめると半円形のピンに密着しますので、ハンダ付けします。
ただ、ハーフピッチでランドが小さいうえに、熱が伝わってピンが抜け落ちてしまいやすいので基板を立ててハンダ付けしました。
裏はこんな感じです。
リセットや書き込みモード用のスイッチ、Li-ionの3.7→3.3Vのためのレギュレータ、マイクをハンダ付けします。
マイクの配線はTWE-Liteの電波の影響がないようにシールド線にしましたが、少々太いのが難点。
裏面です。
マイクの出力は交流なのでカップリングコンデンサを介して3.3/2=1.65VのバイアスをかけてTWE-LiteのAD端子に接続します。
なんとか電池ボックスに収まりました。
TWE-Liteの端子図に殴り書きした配線図で作ったので、そのうちちゃんとした回路図に起こそうと思います。
次回は受信機です。
↓押していただけると嬉しいです。
なんで地下室ネタかというと...できるだけ小さく作るので◯聴器としても使えてしまうためです...
無線関係の自作回路では電波法の関係で微弱タイプが主流で、手巻きのコイルなどで周波数を調整するなど面倒です。
RF(無線)部分を市販モジュールとすることで電波法や調整の手間を気にせずに飛距離を稼ぐことができます。
今回はTOCOSのTWE-Lite(はてなアンテナタイプ)を使うこととしました。
TOCOSのHPには様々なアプリがプログラムとともに掲載されています。
そのうちのオーディオ・信号通信専用通信アプリを使います。
送信機側はマイクのみ実装してPTTをONしっぱなしの状態にし、受信機側はヘッドホンアンプで再生するという単純な目論見です。
できるだけ小さく作りたいため、例のごとく秋月の単3×2本の電池ボックスを使用します。

マイクアンプやヘッドホンアンプをオペアンプなどで組んでもいいのですが、いかんせん狭いのと、Li-ionの3.7Vでは電圧が足らないので、それぞれ秋月の「超小型シリコンマイクモジュール」と「BU7150使用 超小型・低電圧駆動アンプモジュール」を使うことにしました。
まずは送信機側です。
TWE-Liteのピンはハーフピッチで半円形になっていますので、ハーフピッチのユニバーサル基板に実装します。
ユニバーサル基板をTWE-Liteが載るぎりぎりの幅でカットします。

ところがこれでも乾電池1本分よりも幅をとってしまいました。

GPSロガーの時と同様に電池の仕切りを彫刻刀で削りました。

これで何とか収まりそうです。

マイクはケースの穴部分に取り付けることにします。

ただ、そのままだとマイクが丸見えです。

目隠しに網戸の網を使うことにしました。

小さく折りたたんで、瞬間接着剤で張り合わせた後両面テープでケースに貼り付けます。


これでマイクが目立たなくなりました。

網戸の網なので音通りにも影響ないと思います。
TWE-Liteの実装はTWE-Liteの接続するピンに対応するユニーバーサル基板の穴に抵抗の足をハンダ付けしていきます。
剣山のようになります。

TWE-Liteはめると半円形のピンに密着しますので、ハンダ付けします。
ただ、ハーフピッチでランドが小さいうえに、熱が伝わってピンが抜け落ちてしまいやすいので基板を立ててハンダ付けしました。

裏はこんな感じです。

リセットや書き込みモード用のスイッチ、Li-ionの3.7→3.3Vのためのレギュレータ、マイクをハンダ付けします。
マイクの配線はTWE-Liteの電波の影響がないようにシールド線にしましたが、少々太いのが難点。

裏面です。

マイクの出力は交流なのでカップリングコンデンサを介して3.3/2=1.65VのバイアスをかけてTWE-LiteのAD端子に接続します。
なんとか電池ボックスに収まりました。

TWE-Liteの端子図に殴り書きした配線図で作ったので、そのうちちゃんとした回路図に起こそうと思います。
次回は受信機です。
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