あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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電子負荷の製作(その1)
シルバーウィークを利用して何か簡単なものを作ろうと思い、電子負荷を作ってみました。
(夏休みの工作も未完成なのに)
電子負荷というのは電流や抵抗を電子的に制御する装置で、電源装置などの試験に使います。
ネットで調べたところオペアンプとFETで比較的簡単に作れそうです。
家には会社で廃棄処分となった電源装置をもらってきたものがあります。
電子負荷では電流を調整するボリュームや負荷の状態を確認するための電圧計・電流計、負荷となるセメント抵抗やFETを放熱するヒートシンクが必要になります。
電源装置のガワはこれらのものが揃っていて、電子負荷の筐体にはうってつけです。
電子負荷としては不要となる内部部品を取り外していきます。
フタを開けるとどデカイトランスと基板が現れました。
この電源装置は最大で18V3Aの定格なのでトランスもそれに対応するスペックになってます。
外した基板はこんな感じで、あまり大したことはしていないっぽいですね。
コイルが見当たらないので、レギュレータ方式なのでしょう。
トランスと基板を外しただけでスカスカになって、一気に軽くなりました。
ヒートシンクにはFETがくっついています。
これらも全て取り外します。
フロントパネルのテープを剥がして、機能の確認をします。
・電圧計
・電流計
・電圧制御ボリューム
・電流制御ボリューム
・微調整ボリューム
・出力スイッチ
・定電圧ランプ(緑)
・定電流ランプ(赤)
・出力ランプ(赤)
・プラス端子
・マイナス端子
・GND端子
電圧・電流計は最大定格である18V3Aまで表示できます。
このメータを流用するので電子負荷としても18V3Aを最大定格とします。
ボリュームの規格を確認します。
電圧と電流制御は10kΩ Bカーブ、微調整ボリュームはB1kΩのようです。
電圧計は18VMaxのメータですが、電流計はちょっと違いました。
50mVフルスケールの外部シャントタイプとなっているようです。
先ほど取り外した基板に0.15Ωの抵抗が2本並列につながっている部分がありました。
この抵抗がシャント抵抗と思われますのでニッパで切り取りました。
出力スイッチ周りは端子部分で固定された基板になっています。
ナットを緩めて基板を取り外してみます。
スイッチとLEDは別々の制御になっているのかとおもいきや、連動しているようです。
上部コネクタはVcc、出力、GNDのようです。
抵抗値から逆算すると数10VのVccのようです。
状態ランプ(定電圧:CV、定電流:CC)は小さな基板に実装されているようです。
取り外して確認してみると共通のプラス(アノードコモン)になっていて、カソード(マイナス)側で点灯制御するようです。
一通り確認したので次回は回路設計について書きます。
↓押していただけると嬉しいです。
(夏休みの工作も未完成なのに)
電子負荷というのは電流や抵抗を電子的に制御する装置で、電源装置などの試験に使います。
ネットで調べたところオペアンプとFETで比較的簡単に作れそうです。
家には会社で廃棄処分となった電源装置をもらってきたものがあります。

電子負荷では電流を調整するボリュームや負荷の状態を確認するための電圧計・電流計、負荷となるセメント抵抗やFETを放熱するヒートシンクが必要になります。
電源装置のガワはこれらのものが揃っていて、電子負荷の筐体にはうってつけです。
電子負荷としては不要となる内部部品を取り外していきます。
フタを開けるとどデカイトランスと基板が現れました。


この電源装置は最大で18V3Aの定格なのでトランスもそれに対応するスペックになってます。

外した基板はこんな感じで、あまり大したことはしていないっぽいですね。

コイルが見当たらないので、レギュレータ方式なのでしょう。
トランスと基板を外しただけでスカスカになって、一気に軽くなりました。

ヒートシンクにはFETがくっついています。

これらも全て取り外します。

フロントパネルのテープを剥がして、機能の確認をします。

・電圧計
・電流計
・電圧制御ボリューム
・電流制御ボリューム
・微調整ボリューム
・出力スイッチ
・定電圧ランプ(緑)
・定電流ランプ(赤)
・出力ランプ(赤)
・プラス端子
・マイナス端子
・GND端子
電圧・電流計は最大定格である18V3Aまで表示できます。
このメータを流用するので電子負荷としても18V3Aを最大定格とします。
ボリュームの規格を確認します。

電圧と電流制御は10kΩ Bカーブ、微調整ボリュームはB1kΩのようです。
電圧計は18VMaxのメータですが、電流計はちょっと違いました。

50mVフルスケールの外部シャントタイプとなっているようです。
先ほど取り外した基板に0.15Ωの抵抗が2本並列につながっている部分がありました。
この抵抗がシャント抵抗と思われますのでニッパで切り取りました。
出力スイッチ周りは端子部分で固定された基板になっています。

ナットを緩めて基板を取り外してみます。

スイッチとLEDは別々の制御になっているのかとおもいきや、連動しているようです。
上部コネクタはVcc、出力、GNDのようです。
抵抗値から逆算すると数10VのVccのようです。
状態ランプ(定電圧:CV、定電流:CC)は小さな基板に実装されているようです。

取り外して確認してみると共通のプラス(アノードコモン)になっていて、カソード(マイナス)側で点灯制御するようです。


一通り確認したので次回は回路設計について書きます。

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