あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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無線LANブリッジ不調
スマホゲームをしていたらネットに繋がらない現象が発生しました。
LTE網だとOKで、パソコンからプリントアウト(プリンタは無線LANでつながっています)しようとするとプリンタが見つかりません。
どうも無線LANの設定がおかしくなったようです。
実は思い当たるフシがあります。
前回のマイニング補強の際にDocker(仮想マシン)を使って、Ubuntuサーバに環境を構築しました。
Dockerを使うとdocker0というブリッジが作られ、ここにvethXXXといった仮想NICが接続されます。
このdocker0というブリッジと物理I/F(eth0やenpXXXなど)の間はIPマスカレードというアドレス変換機構で接続されています。
ここで、eth0から入ったブロードキャストパケットはdocker0ブリッジに向かうように設定されているようです。
通常であれば問題ないのですが、ウチの場合は以下のような構成になっていま
eth0やwl0で受信したブロードキャストパケットはbr0に一旦集まります。
ここでのbr0は先程の図のeth0と同じ扱いですので、ブロードキャストパケットは「docker0ブリッジにだけ」転送されます。
つまり、eth0とwl0間でブロードキャストパケットがやり取りされなくなってしまいます。
ネットワークは構成が常に変化している前提で、通信の初めはブロードキャストで始まります。
ブロードキャストがブロックされてしまうとeth0とwl0間では通信できなくなってしまうということになります。
LinuxにおいてIPマスカレードなどのアドレス変換やフィルタリングなどの設定はiptablesという仕組みを使います。
色々な解説サイトを見ながら以下のコマンドを実行したところ無線LANブリッジが正常になりました。
以下のコマンドで保存・確認します。
↓押していただけると嬉しいです。
LTE網だとOKで、パソコンからプリントアウト(プリンタは無線LANでつながっています)しようとするとプリンタが見つかりません。
どうも無線LANの設定がおかしくなったようです。
実は思い当たるフシがあります。
前回のマイニング補強の際にDocker(仮想マシン)を使って、Ubuntuサーバに環境を構築しました。
Dockerを使うとdocker0というブリッジが作られ、ここにvethXXXといった仮想NICが接続されます。
このdocker0というブリッジと物理I/F(eth0やenpXXXなど)の間はIPマスカレードというアドレス変換機構で接続されています。

ここで、eth0から入ったブロードキャストパケットはdocker0ブリッジに向かうように設定されているようです。
通常であれば問題ないのですが、ウチの場合は以下のような構成になっていま

eth0やwl0で受信したブロードキャストパケットはbr0に一旦集まります。
ここでのbr0は先程の図のeth0と同じ扱いですので、ブロードキャストパケットは「docker0ブリッジにだけ」転送されます。
つまり、eth0とwl0間でブロードキャストパケットがやり取りされなくなってしまいます。
ネットワークは構成が常に変化している前提で、通信の初めはブロードキャストで始まります。
ブロードキャストがブロックされてしまうとeth0とwl0間では通信できなくなってしまうということになります。
LinuxにおいてIPマスカレードなどのアドレス変換やフィルタリングなどの設定はiptablesという仕組みを使います。
色々な解説サイトを見ながら以下のコマンドを実行したところ無線LANブリッジが正常になりました。
sudo iptables -I FORWARD -m physdev --physdev-is-bridged -j ACCEPT |
以下のコマンドで保存・確認します。
sudo iptables-save | grep -v "^#" |
↓押していただけると嬉しいです。
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