あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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バッテリのメンテナンス(その1)
ゴールデンウィーク前の週末に、久しぶりに天体撮影をしようと出かけました。
夜間の人のほとんどいない場所なので3密にはなりません。
久々に動かしたからなのでしょうか、バッテリは12.5V以上ありましたがアライメント実行中に「ギーッ!!!」とまるでギヤの噛み合せが空回りしているかのような異音が鳴り響きました。
アライメントは諦めて、極軸望遠鏡による極軸合わせのみとしてターゲットのM97を狙いますが、なかなか合わせられません。
そうこうしているうちにテスト撮影で変に星が流れます。
なんとバッテリが12Vを切っているではないですか。1時間も動かしていないのに。
試しにもう1台持っていったサブバッテリだとちょっと動かすだけで「ギー」音が出ます。
どうもバッテリが弱ってしまっているようです。
バッテリのメンテナンスをすることにしました。
殆どのバッテリ劣化原因はサルフェーションと呼ばれる現象のようです。
これはバッテリ放電時に生成される硫酸鉛が結晶化して電極に付着するもので、硫酸鉛結晶は不活性物質(=バッテリの化学反応に寄与しない)であるため充放電が正しく行えなくなるという理屈です。
外部から確認できる症状は
この症状、ニッケル水素電池のメモリ効果っぽいんですよね。
とりあえず、すっからかんまでバッテリを減らしてからこの冬に買ったバッテリチャージャで充電してみます。
放電は以前製作した電子負荷を使って、10時間率である1.2A定電流放電としました。
約10時間かけて放電しきったところでバッテリチャージャで充電します。
10時間で電圧は7.2Vまで下がりました。
多分思いっきり過放電だとおもいます。
このバッテリチャージャはバッテリが劣化していると判断(電圧が一定以下)すると、一定電圧までパルス充電を行いバッテリを回復させるという機能があります。
この機能に期待しています。
さてバッテリのメンテナンスの効果を確かめるためにバッテリの劣化度合いを調べる必要があります。
通常のバッテリの場合にはバッテリ液の比重計で状態確認できますが、ディープサイクルバッテリーだと補液の栓がないので無理です。
以前使用していたバッテリチェッカはオークションで売ってしまいましたので、今回は内部抵抗も計測できるものをAmazonに発注しました。
↓押して頂けると嬉しいです。
夜間の人のほとんどいない場所なので3密にはなりません。
久々に動かしたからなのでしょうか、バッテリは12.5V以上ありましたがアライメント実行中に「ギーッ!!!」とまるでギヤの噛み合せが空回りしているかのような異音が鳴り響きました。
アライメントは諦めて、極軸望遠鏡による極軸合わせのみとしてターゲットのM97を狙いますが、なかなか合わせられません。
そうこうしているうちにテスト撮影で変に星が流れます。
なんとバッテリが12Vを切っているではないですか。1時間も動かしていないのに。
試しにもう1台持っていったサブバッテリだとちょっと動かすだけで「ギー」音が出ます。
どうもバッテリが弱ってしまっているようです。
バッテリのメンテナンスをすることにしました。
殆どのバッテリ劣化原因はサルフェーションと呼ばれる現象のようです。
これはバッテリ放電時に生成される硫酸鉛が結晶化して電極に付着するもので、硫酸鉛結晶は不活性物質(=バッテリの化学反応に寄与しない)であるため充放電が正しく行えなくなるという理屈です。
外部から確認できる症状は
- 充電完了直後の電圧が低い
- 負荷を接続していなければ電圧が高いが、ちょっとした負荷で電圧が急減する
- バッテリの内部抵抗値が上昇する
この症状、ニッケル水素電池のメモリ効果っぽいんですよね。
とりあえず、すっからかんまでバッテリを減らしてからこの冬に買ったバッテリチャージャで充電してみます。
放電は以前製作した電子負荷を使って、10時間率である1.2A定電流放電としました。

約10時間かけて放電しきったところでバッテリチャージャで充電します。

10時間で電圧は7.2Vまで下がりました。
多分思いっきり過放電だとおもいます。

このバッテリチャージャはバッテリが劣化していると判断(電圧が一定以下)すると、一定電圧までパルス充電を行いバッテリを回復させるという機能があります。
この機能に期待しています。
さてバッテリのメンテナンスの効果を確かめるためにバッテリの劣化度合いを調べる必要があります。
通常のバッテリの場合にはバッテリ液の比重計で状態確認できますが、ディープサイクルバッテリーだと補液の栓がないので無理です。
以前使用していたバッテリチェッカはオークションで売ってしまいましたので、今回は内部抵抗も計測できるものをAmazonに発注しました。
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