あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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Ender3V2へ3D touchのインストール
3Dプリンタの面倒なところは印刷のたびにヘッドのクリアランス調整をする必要があることです。
ステージの固定がしっかりしていると大丈夫なのかもしれませんが、印刷のたびにクリアランスを確認すると多少のズレが出ていたりします。
こういった事は当たり前のようで、ヘッドとステージの距離を測定してくれるツールが用意されています。
Ender用の純正はBLTouchというものですが、Amazonで4000円前後します。
互換品で3D Touchというものがあり、こちらは2700円程度とお安くなってます。
ということで3DTouchを購入しました。
まずは以前作っておいたマウントを塗装します。
簡単にサンドペーパーをかけました。
サーフェイサーも何も使わずいきなり持ち合わせの黒スプレーを吹きましたが、かなり放置していたためかあるいは気温のせいかキレイに霧状に出てくれませんでした。
さてヘッドをいじるついでに気になっている点を直しておきます。
それがこちら。X軸とエクストルーダー制御のケーブルがねじれているせいではみ出してしまっています。
横を通過する際に引っ掛けてしまいそうです。
組立時にねじれを気にしていなかったんだと思います。
どうやって解消しようか少々悩みましたがX軸のアームを一旦引き抜いて回転させることにしました。
まずは上部のブリッジ部分を外します。
続いてX軸を駆動するモータのコードを抜きます。
あとはX軸アームを引き抜いてねじれを解消するだけです。
X軸アームを元に戻しました。
ねじれが解消されて通路側へのケーブルはみ出しがだいぶ良くなりました。
さて、本題の3DTouchです。
3DTouchのインストールではこちらのHPを参考にしました。
最初に3Dプリンタのファームウェアをアップデートします。
元々のバージョンを確認しました。Ver.1.0.2です。
さて、ファームウェアをダウンロードしようとしたときに「for V.4.2.2」とか「for V.4.2.7」のような記述があったりします。
これはH/Wのバージョンを指しているようです。
CPUボードのあるカバーを外します。
そうするとCPUカードが出てきますので、シルク印刷されているバージョンを確認します。
私の機体は4.2.2でした。
CREALITYのHPからH/Wバージョン4.2.2用のBLTouch対応ファームウェアをダウンロードしました。
ちなみに、ハイスピード版というのもあるようですが、ヘッドを上げずに移動させることで速度を稼ぐようですが、ヘッドがステージに接触する危険があるのでノーマル版の方がいいように思います。
何もファイルを入れていないマイクロSDにファームウェアファイルだけを入れます。
マイクロSDをEnder3V2のカードスロットに挿入して電源投入すると自動的にファームウェアのアップデートが実行されます。
最初、3D印刷データを消し忘れた状態で上記手順を実行したらエラー音が鳴って、うんともすんとも言わなくなって焦りました。
ファームウェアは1.1.1になりました。
続いて3DTouchをインストールしていきますが、何と付属のケーブルが短いという問題が発生。
急遽持ち合わせのカラーケーブルで延長しました。
さて本体をマウントに取り付けます。
本体に接続されているケーブルを一旦外してネジ止めしました。
ケーブルですが、HPに記載があるようにコネクタを入れる順番/向きに気をつける必要があります。
また付属のコネクタにはツメというか出っ張りがあり、基板側のレセプタクルに入りません。
カッターで削り落としました。
色々面倒です。
基板側です。
ケーブルを本体に接続します。
マウントを取り付けるためにはローラー部分のネジをかなり緩める必要がありました。
ちょっと長めに延長したため、本体下で余長処理をしています。
電源を入れると3DTouchがピコピコ動きます。
マニュアルを見ながらステージの四隅の調整及びクリアランス調整を行いました。
ステージのズレが気になるので毎回キャリブレーションするように3DプリントソフトのCuraに設定を追加しました。
これでクリアランス調整から開放されてラクチンです。
ただ、まだ3Dプリント環境としては面倒な状況です。
プリント材料であるフィラメントですが、かなり湿度に敏感らしく基本的に30%以下の湿度で保管する必要があるとか。
今は印刷が終わるたびに3Dプリンタから外してドライボックスに収納していますが面倒です。
なにより日中に印刷終了してもアンロードできないので印刷できません。
次回からいつでも気軽に印刷できるように仕掛けを作っていきます。
↓押して頂けると嬉しいです。
ステージの固定がしっかりしていると大丈夫なのかもしれませんが、印刷のたびにクリアランスを確認すると多少のズレが出ていたりします。
こういった事は当たり前のようで、ヘッドとステージの距離を測定してくれるツールが用意されています。
Ender用の純正はBLTouchというものですが、Amazonで4000円前後します。
互換品で3D Touchというものがあり、こちらは2700円程度とお安くなってます。
ということで3DTouchを購入しました。
まずは以前作っておいたマウントを塗装します。
簡単にサンドペーパーをかけました。

サーフェイサーも何も使わずいきなり持ち合わせの黒スプレーを吹きましたが、かなり放置していたためかあるいは気温のせいかキレイに霧状に出てくれませんでした。

さてヘッドをいじるついでに気になっている点を直しておきます。
それがこちら。X軸とエクストルーダー制御のケーブルがねじれているせいではみ出してしまっています。
横を通過する際に引っ掛けてしまいそうです。

組立時にねじれを気にしていなかったんだと思います。
どうやって解消しようか少々悩みましたがX軸のアームを一旦引き抜いて回転させることにしました。
まずは上部のブリッジ部分を外します。

続いてX軸を駆動するモータのコードを抜きます。

あとはX軸アームを引き抜いてねじれを解消するだけです。

X軸アームを元に戻しました。
ねじれが解消されて通路側へのケーブルはみ出しがだいぶ良くなりました。

さて、本題の3DTouchです。

3DTouchのインストールではこちらのHPを参考にしました。
最初に3Dプリンタのファームウェアをアップデートします。
元々のバージョンを確認しました。Ver.1.0.2です。

さて、ファームウェアをダウンロードしようとしたときに「for V.4.2.2」とか「for V.4.2.7」のような記述があったりします。
これはH/Wのバージョンを指しているようです。
CPUボードのあるカバーを外します。

そうするとCPUカードが出てきますので、シルク印刷されているバージョンを確認します。
私の機体は4.2.2でした。

CREALITYのHPからH/Wバージョン4.2.2用のBLTouch対応ファームウェアをダウンロードしました。

ちなみに、ハイスピード版というのもあるようですが、ヘッドを上げずに移動させることで速度を稼ぐようですが、ヘッドがステージに接触する危険があるのでノーマル版の方がいいように思います。
何もファイルを入れていないマイクロSDにファームウェアファイルだけを入れます。
マイクロSDをEnder3V2のカードスロットに挿入して電源投入すると自動的にファームウェアのアップデートが実行されます。
最初、3D印刷データを消し忘れた状態で上記手順を実行したらエラー音が鳴って、うんともすんとも言わなくなって焦りました。
ファームウェアは1.1.1になりました。

続いて3DTouchをインストールしていきますが、何と付属のケーブルが短いという問題が発生。
急遽持ち合わせのカラーケーブルで延長しました。

さて本体をマウントに取り付けます。

本体に接続されているケーブルを一旦外してネジ止めしました。

ケーブルですが、HPに記載があるようにコネクタを入れる順番/向きに気をつける必要があります。
また付属のコネクタにはツメというか出っ張りがあり、基板側のレセプタクルに入りません。
カッターで削り落としました。
色々面倒です。

基板側です。

ケーブルを本体に接続します。
マウントを取り付けるためにはローラー部分のネジをかなり緩める必要がありました。

ちょっと長めに延長したため、本体下で余長処理をしています。

電源を入れると3DTouchがピコピコ動きます。

マニュアルを見ながらステージの四隅の調整及びクリアランス調整を行いました。
ステージのズレが気になるので毎回キャリブレーションするように3DプリントソフトのCuraに設定を追加しました。
これでクリアランス調整から開放されてラクチンです。
ただ、まだ3Dプリント環境としては面倒な状況です。
プリント材料であるフィラメントですが、かなり湿度に敏感らしく基本的に30%以下の湿度で保管する必要があるとか。
今は印刷が終わるたびに3Dプリンタから外してドライボックスに収納していますが面倒です。
なにより日中に印刷終了してもアンロードできないので印刷できません。
次回からいつでも気軽に印刷できるように仕掛けを作っていきます。
↓押して頂けると嬉しいです。
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tag : 3Dプリンタ,
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