あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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ドライブレコーダーの修理
だいぶ前にAmazonで安く購入したドライブレコーダーの電源が入らなくなりました。
たま〜に電源が入るのですが、毎度日時が狂ってしまいます。
本体の電源はminiUSBになっているので、パソコンのUSB HUBから電源を供給するとちゃんと動作します。
電源不良の可能性もあるため、まずはシガーソケット→miniUSBアダプタの動作を確認してみます。
以前作成した12VのACアダプタからシガーソケットに変換するアダプタに接続します。
電源入ります。
う〜ん。この症状からすると、車のバッテリが弱っているようにも思えます。
でも一番怪しいと思っているのは本体に内蔵されているバッテリの劣化です。
バッテリが劣化→充電に電気が取られて起動できないという動きではないかと予想してます。
とりあえず分解してみようと思います。
最近ジャンク修理動画にハマっています。
そこのYouTuberが使っているのがこのラチェットドライバーと精密ドライバビット「ベッセルの剛彩」です。
何か無性に欲しくなってしまい、買ってしまいました。
外すネジはこちら。上面、下面で4本です。
ネジは簡単に外れました。
次は裏蓋をこじって外します。丁度いいことにSDメモリスロット部分に指がかかります。
ここから徐々に中のツメを外していきます。
以外にあっさりと裏蓋は外れました。
ジャンク修理動画を見ていて思ったのは、組立てられている状況を確実に確認・理解して作業しているという事です。
液晶パネルをそっと持ち上げて確認します。
フラットケーブルで接続されているのでコネクタの押さえを起こして外します。
液晶が外れました。
スポンジが付いているので、その下がどうなっているのか確認してみます。
とくにどうもなっていませんでした。
液晶を浮かせるためのスポンジのようです。
基板を止めているネジを外すと、裏側はカメラモジュールとフラットケーブルで接続されていました。
こちらも先程と同じようにケーブルを外します。
っと、押さえのプラスチックが外れてしまいました。
とりあえず、これはそのままにしてカメラモジュールを外します。
カメラモジュールもあっさりと外れました。
これで全バラですが、問題のバッテリを確認してみます。
バッテリは基板に無造作に接着されています。
まずはこのバッテリを外します。
接着自体はそれほど強くありませんでしたが、接着剤の跡がネバネバと残ってしまいました。
アルコールで除去します。
アルコールは手指消毒用として買っていましたが結局使わなかった無水エタノールです。
バッテリの線を外すのに基板を固定する必要がありますが、やっとコレを買いました。
クリップで基板を押さえるやつです。
ただ、買って初めてわかったのですが、こいつはすぐにバラけてしまい易く、おまけに手の力でギュウギュウに締め付けてもホールドが弱い感じです。
ちょっとイマイチでした。
さて、取り外したバッテリにサイズの似ているものをAmazonから購入しました。
この時はリチウムポリマー電池にサイズがあるとは思っていなかったので、おおよそのサイズを見て比較的容量の大きいものを購入しました。
元々ついていたバッテリは、恐ろしいことにセル直結のようです。
Amazonで購入したものには保護回路が入っているのが見えます。
厚さですが、買ったもののほうがちょっと厚いです。
ってか2倍位ありますね。
案の定、基板が収まりません。
バッテリに書かれている602030ですが、最初の60が厚みを表しているようです。
縦横そのままで厚さの薄い502030規格のリチウムポリマー電池を買い直しました。
今度は基板が収まりましたので両面テープで基板に接着します。
さて、バッテリは交換できましたがタッピングビスで固定する方式のためか裏蓋のネジ穴が割れています。
拡大したのがこちら。
普通なら見なかったことにするところですが、ジャンク修理だとこのような場合にプラリペアで直すようです。
という事で同様にプラリペアでの修理にトライします。
こちらの穴にプラリペアを乗せます。
しかしまぁ、溶剤がクッサイです。
なんとか割れた部分を埋めることができました。
乾燥すると他の部分のプラスチックと同じ強度になるとのことです。
さて、今回せっかくカメラモジュールも取り外しましたので、直しておきたいことがもう1つあります。
以前のレビューでも書いたようにピントが遠くのものに合っていません。
コレを直します。
カメラのレンズは車の振動などで緩まないように接着剤で固定されています。
まずはコレを剥がしてレンズを外すのですが、熱の当て方をミスるとレンズに影響が出てしまいます。
ということでカッターで本体側との接着面を切っていくことにしました。
これでレンズを緩められたのですが、外すところまでは至りませんでした。
レンズを少し緩めて数m〜数10m先の景色にピントを合わせました。
最後はホットボンドで固定しておきました。
ネジロックもあるのですが、後で微調整をしたくなったときのために外しやすくしておきます。
最後に電源周りの劣化も気になりますので、シガープラグ変換部分を開けて確認してみました。
コンデンサの見た目に異常は特に見られませんでした。
特に何もいじらずに元に戻しました。
あとは本体側も元通りに戻して終わりです。
自動車に設置して動作確認したところ、元通りの動作になっていまいた。
めでたしめでたし。
↓押して頂けると嬉しいです。
たま〜に電源が入るのですが、毎度日時が狂ってしまいます。
本体の電源はminiUSBになっているので、パソコンのUSB HUBから電源を供給するとちゃんと動作します。
電源不良の可能性もあるため、まずはシガーソケット→miniUSBアダプタの動作を確認してみます。
以前作成した12VのACアダプタからシガーソケットに変換するアダプタに接続します。

電源入ります。

う〜ん。この症状からすると、車のバッテリが弱っているようにも思えます。
でも一番怪しいと思っているのは本体に内蔵されているバッテリの劣化です。
バッテリが劣化→充電に電気が取られて起動できないという動きではないかと予想してます。
とりあえず分解してみようと思います。
最近ジャンク修理動画にハマっています。
そこのYouTuberが使っているのがこのラチェットドライバーと精密ドライバビット「ベッセルの剛彩」です。
何か無性に欲しくなってしまい、買ってしまいました。

外すネジはこちら。上面、下面で4本です。


ネジは簡単に外れました。
次は裏蓋をこじって外します。丁度いいことにSDメモリスロット部分に指がかかります。
ここから徐々に中のツメを外していきます。

以外にあっさりと裏蓋は外れました。

ジャンク修理動画を見ていて思ったのは、組立てられている状況を確実に確認・理解して作業しているという事です。
液晶パネルをそっと持ち上げて確認します。

フラットケーブルで接続されているのでコネクタの押さえを起こして外します。
液晶が外れました。

スポンジが付いているので、その下がどうなっているのか確認してみます。

とくにどうもなっていませんでした。
液晶を浮かせるためのスポンジのようです。
基板を止めているネジを外すと、裏側はカメラモジュールとフラットケーブルで接続されていました。

こちらも先程と同じようにケーブルを外します。
っと、押さえのプラスチックが外れてしまいました。

とりあえず、これはそのままにしてカメラモジュールを外します。

カメラモジュールもあっさりと外れました。

これで全バラですが、問題のバッテリを確認してみます。
バッテリは基板に無造作に接着されています。

まずはこのバッテリを外します。
接着自体はそれほど強くありませんでしたが、接着剤の跡がネバネバと残ってしまいました。
アルコールで除去します。
アルコールは手指消毒用として買っていましたが結局使わなかった無水エタノールです。

バッテリの線を外すのに基板を固定する必要がありますが、やっとコレを買いました。

クリップで基板を押さえるやつです。
ただ、買って初めてわかったのですが、こいつはすぐにバラけてしまい易く、おまけに手の力でギュウギュウに締め付けてもホールドが弱い感じです。
ちょっとイマイチでした。
さて、取り外したバッテリにサイズの似ているものをAmazonから購入しました。

この時はリチウムポリマー電池にサイズがあるとは思っていなかったので、おおよそのサイズを見て比較的容量の大きいものを購入しました。
元々ついていたバッテリは、恐ろしいことにセル直結のようです。

Amazonで購入したものには保護回路が入っているのが見えます。

厚さですが、買ったもののほうがちょっと厚いです。
ってか2倍位ありますね。

案の定、基板が収まりません。
バッテリに書かれている602030ですが、最初の60が厚みを表しているようです。
縦横そのままで厚さの薄い502030規格のリチウムポリマー電池を買い直しました。
今度は基板が収まりましたので両面テープで基板に接着します。

さて、バッテリは交換できましたがタッピングビスで固定する方式のためか裏蓋のネジ穴が割れています。

拡大したのがこちら。
普通なら見なかったことにするところですが、ジャンク修理だとこのような場合にプラリペアで直すようです。
という事で同様にプラリペアでの修理にトライします。
こちらの穴にプラリペアを乗せます。

しかしまぁ、溶剤がクッサイです。
なんとか割れた部分を埋めることができました。

乾燥すると他の部分のプラスチックと同じ強度になるとのことです。
さて、今回せっかくカメラモジュールも取り外しましたので、直しておきたいことがもう1つあります。
以前のレビューでも書いたようにピントが遠くのものに合っていません。
コレを直します。
カメラのレンズは車の振動などで緩まないように接着剤で固定されています。

まずはコレを剥がしてレンズを外すのですが、熱の当て方をミスるとレンズに影響が出てしまいます。
ということでカッターで本体側との接着面を切っていくことにしました。

これでレンズを緩められたのですが、外すところまでは至りませんでした。
レンズを少し緩めて数m〜数10m先の景色にピントを合わせました。
最後はホットボンドで固定しておきました。
ネジロックもあるのですが、後で微調整をしたくなったときのために外しやすくしておきます。
最後に電源周りの劣化も気になりますので、シガープラグ変換部分を開けて確認してみました。
コンデンサの見た目に異常は特に見られませんでした。

特に何もいじらずに元に戻しました。
あとは本体側も元通りに戻して終わりです。
自動車に設置して動作確認したところ、元通りの動作になっていまいた。
めでたしめでたし。
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