あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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ケーブルチェーンの製作
3Dプリンタというのは左右上下に動くため、ケーブルがたわんでいます。
広い場所なら良いのですが、あたごのパソコン部屋は狭いため、3Dプリンタ脇を通る際に引っ掛けてしまわないか心配です。
実際の状態はこんな感じです。
大きくはみ出しているわけではありませんが、気を使います。
こういったケーブルを真っ直ぐな方向にだけ動くようにするのがケーブルチェーンと呼ばれる機構です。
Ender3V2用のデータが有りましたので早速プリント開始〜。
プリンタ後部のケーブル立ち上がり部分のパーツになります。
最近プリントがうまく行かず、これは3度目くらいにできたものです。
他のパーツと一緒に印刷したのですが、他のパーツは失敗してしまいました。
ケーブルチェーン本体の印刷を始めたのですが、5つのうち3つが引っかかって外れてしまいました。
ヘッドは見るも無残な状況です。
何度やっても失敗率が高いままです。
失敗したパーツを眺めていたら、どれも同じくらいの高さで剥がれているのに気づきました。
成功したパーツと比べてみたところ低いツメの部分が終わったくらいの高さです。
設定に心当たりがあります。
それは「アイロン有効」です。
少量のマテリアル(フィラメント)を出しながら上面をきれいに均す処理です。
細くて不安定なパーツのためこの処理でパーツが剥がれてしまうのかもしれません。
設定をOFFにしてみました。
成功です!ケーブルチェーンは数が多いので成功率が上がってくれるのは嬉しいです。
ここで気を良くして、印刷速度を上げるためにより多くのパーツを密集させた配置にしてみました。
欲をかくと良くないものです。結局5個ずつ離して印刷を進めました。
ケーブルチェーンは本体後方からエクストルーダーを中継してヘッドまで繋がります。
エクストルーダーとヘッドには接続用パーツを取り付けます。
まずはヘッドです。
レンチでローラー部分をユルユルになるまで緩めてしまいます。
↑これよりももっと緩めます。
そしてパーツをセットしてナットを締めていきます。
ちょっとここで問題が。思いっきり緩めているのでナットと一緒にボルド側も回ってしまいます。
ボルトの頭はヘッドのカバー内にあるため回すのが大変です。
六角レンチの先を何とか差し込んで固定しました。
取り付け完了です。
プリンタ後方に、最初に印刷したパーツとケーブルチェーンを接続します。
エクストルーダーからヘッドへの取り回し部分ですが、テフロンチューブと制御用の電線がクロスしてしまっています。
テフロンチューブはエクストルーダー側で抜き差しできるようになっているので、ここを外しますが...
いくらやっても抜けません。やむなくコネクタを回して外しました。
このあとテフロンチューブをなんとか引き抜きましたが、どうもチューブが変形してしまっていたようです。
さて次はエクストルーダー部分のケーブルチェーン接続パーツを取り付けます。
Z軸シャフト部分のネジを外します。このネジでパーツを共締めします。
ネジを外してパーツを載せます。
パーツの左側部分にある四角い穴が、エクストルーダーのケーブル押さえのツメに合うようにセットします。
っとここでやらかしました。チャリーンと音がしてワッシャーが飛んでいきました。
床を這いつくばってやっと見つけました。
よく見るとZ軸のシャフトに噛んでいる金具とエクストルーダーを固定する金具の間にもワッシャーが挟まっていたようです。
これが飛んでしまったようです。
狭いのでワッシャーを差し込むのも大変ですが、なんとか挟み込んでネジ止めしました。
横から見るとこんな感じです。
ケーブルチェーンを接続して内部の電線は横方向へ取りまわります。
横方向もケーブルチェーンをどんどん繋げていってヘッドに接続します。
エクストルーダーのパーツにはフィラメントを通す穴が空いています。
しかし結構大きめの穴です。
もしかしてということでテフロンチューブ接続金具を手でねじ込んだところ、いい具合にくっつきました。
少々強度に不安はありますが。
ここにフィラメント送出機能付きドライボックスから出ているテフロンチューブを接続します。
これで完成です。
ケーブルチェーンのおかげでケーブルの横方向へのはみ出しがなくなりました。
これで一安心です。
↓押して頂けると嬉しいです。
広い場所なら良いのですが、あたごのパソコン部屋は狭いため、3Dプリンタ脇を通る際に引っ掛けてしまわないか心配です。
実際の状態はこんな感じです。
大きくはみ出しているわけではありませんが、気を使います。

こういったケーブルを真っ直ぐな方向にだけ動くようにするのがケーブルチェーンと呼ばれる機構です。
Ender3V2用のデータが有りましたので早速プリント開始〜。
プリンタ後部のケーブル立ち上がり部分のパーツになります。
最近プリントがうまく行かず、これは3度目くらいにできたものです。
他のパーツと一緒に印刷したのですが、他のパーツは失敗してしまいました。

ケーブルチェーン本体の印刷を始めたのですが、5つのうち3つが引っかかって外れてしまいました。

ヘッドは見るも無残な状況です。

何度やっても失敗率が高いままです。
失敗したパーツを眺めていたら、どれも同じくらいの高さで剥がれているのに気づきました。
成功したパーツと比べてみたところ低いツメの部分が終わったくらいの高さです。

設定に心当たりがあります。
それは「アイロン有効」です。
少量のマテリアル(フィラメント)を出しながら上面をきれいに均す処理です。
細くて不安定なパーツのためこの処理でパーツが剥がれてしまうのかもしれません。
設定をOFFにしてみました。

成功です!ケーブルチェーンは数が多いので成功率が上がってくれるのは嬉しいです。
ここで気を良くして、印刷速度を上げるためにより多くのパーツを密集させた配置にしてみました。

欲をかくと良くないものです。結局5個ずつ離して印刷を進めました。
ケーブルチェーンは本体後方からエクストルーダーを中継してヘッドまで繋がります。
エクストルーダーとヘッドには接続用パーツを取り付けます。
まずはヘッドです。
レンチでローラー部分をユルユルになるまで緩めてしまいます。

↑これよりももっと緩めます。
そしてパーツをセットしてナットを締めていきます。

ちょっとここで問題が。思いっきり緩めているのでナットと一緒にボルド側も回ってしまいます。
ボルトの頭はヘッドのカバー内にあるため回すのが大変です。
六角レンチの先を何とか差し込んで固定しました。

取り付け完了です。

プリンタ後方に、最初に印刷したパーツとケーブルチェーンを接続します。

エクストルーダーからヘッドへの取り回し部分ですが、テフロンチューブと制御用の電線がクロスしてしまっています。

テフロンチューブはエクストルーダー側で抜き差しできるようになっているので、ここを外しますが...

いくらやっても抜けません。やむなくコネクタを回して外しました。

このあとテフロンチューブをなんとか引き抜きましたが、どうもチューブが変形してしまっていたようです。
さて次はエクストルーダー部分のケーブルチェーン接続パーツを取り付けます。
Z軸シャフト部分のネジを外します。このネジでパーツを共締めします。

ネジを外してパーツを載せます。

パーツの左側部分にある四角い穴が、エクストルーダーのケーブル押さえのツメに合うようにセットします。

っとここでやらかしました。チャリーンと音がしてワッシャーが飛んでいきました。
床を這いつくばってやっと見つけました。

よく見るとZ軸のシャフトに噛んでいる金具とエクストルーダーを固定する金具の間にもワッシャーが挟まっていたようです。
これが飛んでしまったようです。

狭いのでワッシャーを差し込むのも大変ですが、なんとか挟み込んでネジ止めしました。

横から見るとこんな感じです。

ケーブルチェーンを接続して内部の電線は横方向へ取りまわります。

横方向もケーブルチェーンをどんどん繋げていってヘッドに接続します。
エクストルーダーのパーツにはフィラメントを通す穴が空いています。

しかし結構大きめの穴です。
もしかしてということでテフロンチューブ接続金具を手でねじ込んだところ、いい具合にくっつきました。
少々強度に不安はありますが。

ここにフィラメント送出機能付きドライボックスから出ているテフロンチューブを接続します。

これで完成です。

ケーブルチェーンのおかげでケーブルの横方向へのはみ出しがなくなりました。
これで一安心です。
↓押して頂けると嬉しいです。
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tag : 3Dプリンタ,
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