あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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メカニカルキーボードの修理
最近次男坊がキーボードにハマっていて、何かいいメカニカルキーボードが無いか訊かれたので死蔵していたDELLのキーボードをあげました。
次男坊が実際に使ってみたところリターンキーと←キーにチャタリングがあるようです。
キーボードはこちら
まぁ、純正キーボードがメカニカルなんてかなりの年代物です。
分解のためキーキャップを取り外していきます。
リターンキーを取り外したところ軸が取れてしまいました。
でもよく見るとなにか変です。
これ、既に軸が折れているのを抵抗の足っぽい針金を使って差し込むという補修がしてあったみたいです。
接着剤で固めたっぽい跡もあります。
キーの本体側はほとんど差し込む深さがない状態です。
よくやるなぁ。
とりあえず全てのキーキャップを取り外しました。
古いキーボードなので、今流行りのCherryとかではないですね。
当り前か。
キースイッチの動作を確認したいので、もう少しバラします。
まずはケーブルコネクタを外します。
これが制御用のCPUっぽいですね。
Intel製80C49。たしかSHARPのX1とかでもキーボードコントローラとして使われていたような。
基板の裏側にはノイズ防止用でしょうか、アルミの貼られたボール紙が着けられています。
これも外して、基板本体が出てきます。
対象のスイッチを外します。
足は2本だけのようです。
キーを押し込んだ状態で抵抗を測ってみます。
22Ωとスイッチとしては高めの値になっています。
ネットで探してみましたが、キースイッチは見当たりませんし、部品取りに使えそうなキーボードがオークションにありましたが8000円以上と高額です。
もはやスイッチ自体を修理するしかなさそうです。
ちょうどスイッチの上下はツメで留められているだけのようなので分解してみました。
キーが上がっている状態です。
中央に端子っぽいものが見えます。
キーを押し込むとこうなります。
さっきの端子がスイッチ側面にある板(足のついている部品)を圧迫しています。
何となく分かりました。端子状の部品はスイッチの上下の動きを横方向の動きに変換する部品のようです。
で、スイッチ本体は足のついた板状の部品で、圧力を加えると通電するという仕組みと思われます。
おそらくはツメ状の部品の形状がヘタってきて、板状のスイッチを押す力が弱まったのではないかと推測します。
ツメ状の部品の曲がりを強くして、テスターでチェックします。
半分以下の抵抗になりました。
どうやら推測は当たっていたようです。
もう一つのキースイッチも同じように加工して元に戻しました。
さて軸の折れたリターンキーキャップですが、プラスチックの補修にはプラリペアということで、元通り組んだ状態で周囲をプラリペアで固めました。
ちょっと盛り過ぎな感じもしますが、勢いよく叩くキーなので丈夫にしておきました。
古いキーボードですがなんとか使えるようになりました。
↓押して頂けると嬉しいです。
次男坊が実際に使ってみたところリターンキーと←キーにチャタリングがあるようです。
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まぁ、純正キーボードがメカニカルなんてかなりの年代物です。
分解のためキーキャップを取り外していきます。
リターンキーを取り外したところ軸が取れてしまいました。

でもよく見るとなにか変です。
これ、既に軸が折れているのを抵抗の足っぽい針金を使って差し込むという補修がしてあったみたいです。
接着剤で固めたっぽい跡もあります。

キーの本体側はほとんど差し込む深さがない状態です。
よくやるなぁ。

とりあえず全てのキーキャップを取り外しました。
古いキーボードなので、今流行りのCherryとかではないですね。
当り前か。

キースイッチの動作を確認したいので、もう少しバラします。
まずはケーブルコネクタを外します。

これが制御用のCPUっぽいですね。
Intel製80C49。たしかSHARPのX1とかでもキーボードコントローラとして使われていたような。

基板の裏側にはノイズ防止用でしょうか、アルミの貼られたボール紙が着けられています。

これも外して、基板本体が出てきます。

対象のスイッチを外します。
足は2本だけのようです。

キーを押し込んだ状態で抵抗を測ってみます。
22Ωとスイッチとしては高めの値になっています。

ネットで探してみましたが、キースイッチは見当たりませんし、部品取りに使えそうなキーボードがオークションにありましたが8000円以上と高額です。
もはやスイッチ自体を修理するしかなさそうです。
ちょうどスイッチの上下はツメで留められているだけのようなので分解してみました。
キーが上がっている状態です。
中央に端子っぽいものが見えます。

キーを押し込むとこうなります。
さっきの端子がスイッチ側面にある板(足のついている部品)を圧迫しています。
何となく分かりました。端子状の部品はスイッチの上下の動きを横方向の動きに変換する部品のようです。
で、スイッチ本体は足のついた板状の部品で、圧力を加えると通電するという仕組みと思われます。

おそらくはツメ状の部品の形状がヘタってきて、板状のスイッチを押す力が弱まったのではないかと推測します。
ツメ状の部品の曲がりを強くして、テスターでチェックします。

半分以下の抵抗になりました。
どうやら推測は当たっていたようです。
もう一つのキースイッチも同じように加工して元に戻しました。
さて軸の折れたリターンキーキャップですが、プラスチックの補修にはプラリペアということで、元通り組んだ状態で周囲をプラリペアで固めました。
ちょっと盛り過ぎな感じもしますが、勢いよく叩くキーなので丈夫にしておきました。

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