あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
| ホーム |
ATM型貯金箱の修理
三男坊が欲しいということで何年か前にハードオフで購入したATM貯金箱をもう使わなくなるということでメンテナンスしてオークションに出します。
このATM貯金箱の面白いところは硬貨の種類を判別して貯金額を出してくれることです。
引き出す機能もATMさながらです。引き出し額と暗証番号を入力しないとお金の貯まっている引き出しを開けられない様になっています。
中古で買った直後は硬貨の種類を正確に判別してくれていましたが、現在は硬貨を投入するのも難しいくらいに投入口がきつくなり、種別も判別してくれなくなってしまいました。
ということで分解整備を行います。
ネジは裏面に6箇所ですね。
ネジが外れました。
引き出し部分のロックが掛かっているため開きません。
一旦電源を入れて解錠操作を行いました。
右側は背面ですがソレノイド(?)の爪で箱をロックするようです。
その左側にはわかりにくいですが箱が奥まで挿入されたかを検知するマイクロスイッチがあります。
この貯金箱は紙幣も投入可能ですが、癖のついた紙幣だと基板や配線など内部構造物に引っかかりそうです。
かといってピン札だと箱に収まらずに貯金箱内部に滞留しそうです。
紙幣を投入するのは控えたほうが良さそうです。
前面側の一番左にある基板部分が硬貨投入口です。
ネジを外します。
2つのローラーでコインの直径を計測しているっぽいです。
信号線がたくさんあります。
どうやって直径を計測しているのでしょう。
ローラーを引っ張るバネを外します。
バネの穴が小さめなのでなかなか外れません。
裏側の硬貨を下に落とす透明カバーを外します。
こちら側は特に何もありませんね。

これでプラスチック部分が基板から外れます。
基板には接点がたくさん用意されていて、これが信号線につながっています。
プラスチック部品を確認します。
裏面に金属の棒があり、これが硬貨の大きさに応じで接点に触れることで硬貨を判別しているようです。
横から見たところです。
下側のローラーは取り外せそうです。
下側ローラーを外しました。
強い力がかかるのでしょうか、ガイドのような出っ張りが曲がっています。
溝が細いからか柔らかめの感触でしたので、ラジオペンチと細いドライバで整形しました。
硬貨の判別がおかしいということは基板の接点の接触不良が考えられます。
接点の接触改善といえばこれ、接点復活スプレーです。
綿棒に接点復活スプレーをして、基板のパターンを拭き上げます。
接点復活スプレーには潤滑油も含まれているので、そのまま下側ローラー部分も拭き上げます。
いじっているうちにかみ合わせ部品だったようで2つに分かれました。
力のかかっていたと思われる溝部分を中心に拭き上げました。
接点の他に気になる部分がこちら。
引き出しのマイクロスイッチを押し上げる部分です。
形状の問題なのか白い筋が見えていて、いつか折れそうな感じです。
もう一点は硬貨投入口の基板を固定するネジ穴部分です。
上下4つとも割れかかっています。
タッピングビスなのである程度は仕方がないのでしょうか。
でも気になります。
プラスチックの補修といえば「プラリペア」です。
久々にやりましたが超絶下手くそです。
引き出しに至ってはプラリペアの粉がダマになってしまい、大量に着いてしまいました。
関係ないところまで広げるしかありません。
プラリペアを盛ったところは特になにかに擦れるということもないのでこのままでもいいのですが、凸凹しているのでヤスッておきます。
さて全体を組み直して動作確認です。
すべての金種を使って772円投入しました。
バッチリ認識しています。
ホコリや削りカスなどを清掃しました。
これでオークションに出そうと思います。
金種の認識方法や引き出しのロックなど機構を単純にして安価に仕上げる工夫が盛り込まれていてとても面白かったです。
こういうアイデアって大事だなぁと思います。
↓押して頂けると嬉しいです。
このATM貯金箱の面白いところは硬貨の種類を判別して貯金額を出してくれることです。
引き出す機能もATMさながらです。引き出し額と暗証番号を入力しないとお金の貯まっている引き出しを開けられない様になっています。

中古で買った直後は硬貨の種類を正確に判別してくれていましたが、現在は硬貨を投入するのも難しいくらいに投入口がきつくなり、種別も判別してくれなくなってしまいました。
ということで分解整備を行います。
ネジは裏面に6箇所ですね。

ネジが外れました。

引き出し部分のロックが掛かっているため開きません。
一旦電源を入れて解錠操作を行いました。

右側は背面ですがソレノイド(?)の爪で箱をロックするようです。
その左側にはわかりにくいですが箱が奥まで挿入されたかを検知するマイクロスイッチがあります。
この貯金箱は紙幣も投入可能ですが、癖のついた紙幣だと基板や配線など内部構造物に引っかかりそうです。
かといってピン札だと箱に収まらずに貯金箱内部に滞留しそうです。
紙幣を投入するのは控えたほうが良さそうです。
前面側の一番左にある基板部分が硬貨投入口です。
ネジを外します。

2つのローラーでコインの直径を計測しているっぽいです。
信号線がたくさんあります。
どうやって直径を計測しているのでしょう。

ローラーを引っ張るバネを外します。
バネの穴が小さめなのでなかなか外れません。

裏側の硬貨を下に落とす透明カバーを外します。
こちら側は特に何もありませんね。

これでプラスチック部分が基板から外れます。
基板には接点がたくさん用意されていて、これが信号線につながっています。

プラスチック部品を確認します。
裏面に金属の棒があり、これが硬貨の大きさに応じで接点に触れることで硬貨を判別しているようです。

横から見たところです。
下側のローラーは取り外せそうです。

下側ローラーを外しました。
強い力がかかるのでしょうか、ガイドのような出っ張りが曲がっています。

溝が細いからか柔らかめの感触でしたので、ラジオペンチと細いドライバで整形しました。

硬貨の判別がおかしいということは基板の接点の接触不良が考えられます。
接点の接触改善といえばこれ、接点復活スプレーです。

綿棒に接点復活スプレーをして、基板のパターンを拭き上げます。

接点復活スプレーには潤滑油も含まれているので、そのまま下側ローラー部分も拭き上げます。
いじっているうちにかみ合わせ部品だったようで2つに分かれました。
力のかかっていたと思われる溝部分を中心に拭き上げました。

接点の他に気になる部分がこちら。
引き出しのマイクロスイッチを押し上げる部分です。
形状の問題なのか白い筋が見えていて、いつか折れそうな感じです。

もう一点は硬貨投入口の基板を固定するネジ穴部分です。
上下4つとも割れかかっています。


タッピングビスなのである程度は仕方がないのでしょうか。
でも気になります。
プラスチックの補修といえば「プラリペア」です。

久々にやりましたが超絶下手くそです。

引き出しに至ってはプラリペアの粉がダマになってしまい、大量に着いてしまいました。
関係ないところまで広げるしかありません。

プラリペアを盛ったところは特になにかに擦れるということもないのでこのままでもいいのですが、凸凹しているのでヤスッておきます。

さて全体を組み直して動作確認です。
すべての金種を使って772円投入しました。

バッチリ認識しています。

ホコリや削りカスなどを清掃しました。
これでオークションに出そうと思います。
金種の認識方法や引き出しのロックなど機構を単純にして安価に仕上げる工夫が盛り込まれていてとても面白かったです。
こういうアイデアって大事だなぁと思います。
↓押して頂けると嬉しいです。
- 関連記事
-
- 電話子機の終話ボタン補修
- シュレッダー復活
- ATM型貯金箱の修理
- 屋外掃除機の購入
- Bluetooth温湿度計
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |