あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
| ホーム |
Macでステライメージ9
ステラショットと一緒に購入したステライメージですが、そろそろ画像処理に使おうと思います。
問題となるのが実行環境です。
あたごはMacをメインに使っています。
ステラショット用にノートPCを購入してありますが、画像データはこれまで通りMacのディスクに保存しておきたいところです。
となるとMacでステライメージを動かす必要があります。
MacでWindowsアプリを動かす方法にはいくつかあります。
・H/W構成がちょっと変わったWindows機として扱わせることでネイティブにWindowsを走らせる方式。(BootCamp)
・VirtualBoxなどのWindows機をシミュレートする環境でWindowsを動かす。
・WineなどのWindowsの挙動をホストOS(今回ならMac OS)の呼び出しに変換する方式。
H/Wをガリガリに使うような用途だったり、Windowsの再現性が求められる場合には最初の2つが有効です。
ですがWindowsを用意する必要があります。
3番めの方式は以前紹介したITRON4POSXと同じようなもので、シミュレートするOSを必要としません。
ただ、一般的なドライバは用意されていたとしても、何かしらのH/W専用ドライバは対応できないと思われます。
なのでH/Wを制御するような用途にはあまり向いていないと思います。
今回はステライメージを動かすのですが、特別なH/Wは必要としないアプリケーションなので安上がりかつOSリソースも有効活用できる3番めの方式を採用します。
使用するのはWineと呼ばれるものですが、Wineもいくつか派生があるようです。
インストール時にはこのことを知らなかったので本家のWineをインストールしました。
Wineをインストールしたら次はステライメージのインストールです。
ステライメージのディスクをセットし、setup.exeを右クリック→このアプリケーションで開く→Wine Stableを選択します。
初回実行時には必要なプログラムのインストールを促すダイアログが出ますのでインストールしてしまいます。
WindowsとMacで昔から互換性が低いのがフォントの扱いです。
MS OfficeでもMac版とWin版では表現が変わってしまい困りものです。
↑のダイアログでもインストールボタンに文字が収まりきれていません。
2,3インストールを実行すると、いよいよステライメージのインストール画面が開きます。
インストールをクリックしますが、怒られてしまいました。
Windows10環境になっていないようです。
どうしたものか。
実はWineを起動するとXQuarzのコンソールが開いているのですが、そこに気になるコマンドが書かれています。
Wineの設定ができそうなので、コマンドを叩きます。
すると設定ウィンドウが開きました。
右下にWindowsバージョンを設定する部分があるので、ここでWindows10を指定します。
これでインストーラの画面が進みました。
インストールは滞りなく完了しました。
で、デスクトップにはデスクトップアイコンっぽいファイルができています。
なぜかGIMPのファイルとして認識されているようです。
さて肝心のインストールされたファイルが見つかりません。
↑のデスクトップアイコンファイルをテキストエディタで開いてみます。
ありました。
ホームディレクトリ直下に隠しディレクトリとして".wine/dosdevices/c:"というディレクトリがあって、このc:ディレクトリがWindowsのCドライブに相当するようです。
Finderで確認したいところですが、隠しファイルはどうやって表示するのでしょうか。
検索してみたところ「command」+「shift」+「.」で隠しファイルの表示・非表示を切り替えられるようです。
ホームディレクトリにwineのディレクトリが見つかりました。
ディレクトリを辿っていくとステライメージのディレクトリと実行ファイルが見つかりました。
.exeをwineに関連付けておくとダブルクリックで起動できます。
Cドライブに相当するディレクトリには今後もアクセスする可能性がありますので.wine直下にあるdrive_cというディレクトリのエイリアスをホーム作っておきました。
さていよいよステライメージを起動します。
やりました問題なく動作しています!!
これまでの画像処理環境に比べてどのくらい優れているものなのか楽しみです。
チュートリアルがてら年賀状用の画像処理をしようと思います。
↓押して頂けると嬉しいです。
問題となるのが実行環境です。
あたごはMacをメインに使っています。
ステラショット用にノートPCを購入してありますが、画像データはこれまで通りMacのディスクに保存しておきたいところです。
となるとMacでステライメージを動かす必要があります。
MacでWindowsアプリを動かす方法にはいくつかあります。
・H/W構成がちょっと変わったWindows機として扱わせることでネイティブにWindowsを走らせる方式。(BootCamp)
・VirtualBoxなどのWindows機をシミュレートする環境でWindowsを動かす。
・WineなどのWindowsの挙動をホストOS(今回ならMac OS)の呼び出しに変換する方式。
H/Wをガリガリに使うような用途だったり、Windowsの再現性が求められる場合には最初の2つが有効です。
ですがWindowsを用意する必要があります。
3番めの方式は以前紹介したITRON4POSXと同じようなもので、シミュレートするOSを必要としません。
ただ、一般的なドライバは用意されていたとしても、何かしらのH/W専用ドライバは対応できないと思われます。
なのでH/Wを制御するような用途にはあまり向いていないと思います。
今回はステライメージを動かすのですが、特別なH/Wは必要としないアプリケーションなので安上がりかつOSリソースも有効活用できる3番めの方式を採用します。
使用するのはWineと呼ばれるものですが、Wineもいくつか派生があるようです。
インストール時にはこのことを知らなかったので本家のWineをインストールしました。
Wineをインストールしたら次はステライメージのインストールです。
ステライメージのディスクをセットし、setup.exeを右クリック→このアプリケーションで開く→Wine Stableを選択します。
初回実行時には必要なプログラムのインストールを促すダイアログが出ますのでインストールしてしまいます。

WindowsとMacで昔から互換性が低いのがフォントの扱いです。
MS OfficeでもMac版とWin版では表現が変わってしまい困りものです。
↑のダイアログでもインストールボタンに文字が収まりきれていません。
2,3インストールを実行すると、いよいよステライメージのインストール画面が開きます。

インストールをクリックしますが、怒られてしまいました。
Windows10環境になっていないようです。

どうしたものか。
実はWineを起動するとXQuarzのコンソールが開いているのですが、そこに気になるコマンドが書かれています。

Wineの設定ができそうなので、コマンドを叩きます。
すると設定ウィンドウが開きました。
右下にWindowsバージョンを設定する部分があるので、ここでWindows10を指定します。

これでインストーラの画面が進みました。

インストールは滞りなく完了しました。
で、デスクトップにはデスクトップアイコンっぽいファイルができています。
なぜかGIMPのファイルとして認識されているようです。

さて肝心のインストールされたファイルが見つかりません。
↑のデスクトップアイコンファイルをテキストエディタで開いてみます。
ありました。
ホームディレクトリ直下に隠しディレクトリとして".wine/dosdevices/c:"というディレクトリがあって、このc:ディレクトリがWindowsのCドライブに相当するようです。

Finderで確認したいところですが、隠しファイルはどうやって表示するのでしょうか。
検索してみたところ「command」+「shift」+「.」で隠しファイルの表示・非表示を切り替えられるようです。
ホームディレクトリにwineのディレクトリが見つかりました。
ディレクトリを辿っていくとステライメージのディレクトリと実行ファイルが見つかりました。
.exeをwineに関連付けておくとダブルクリックで起動できます。
Cドライブに相当するディレクトリには今後もアクセスする可能性がありますので.wine直下にあるdrive_cというディレクトリのエイリアスをホーム作っておきました。

さていよいよステライメージを起動します。
やりました問題なく動作しています!!

これまでの画像処理環境に比べてどのくらい優れているものなのか楽しみです。
チュートリアルがてら年賀状用の画像処理をしようと思います。
↓押して頂けると嬉しいです。
- 関連記事
-
- 3Dプリンタの電源制御
- 3Dプリンタタイムラプス強化
- Macでステライメージ9
- OctoPrintカメラ広角化
- OctoPrintのセットアップ
tag : 天体写真,
<<新星景画像処理の手順 | ホーム | 古い望遠鏡の活用(15cm反射編 その1)>>
コメント
コメントの投稿
トラックバック
| ホーム |