あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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古い望遠鏡の活用15cm反射編(その4)
RV-85赤道儀のアリミゾ化を進めます。
安く仕上げるには、やはり自作しかありません。
ということで純正プレートと同サイズ(80×130mm)で厚さが10mmのアルミ板をオークションで落札しました。
丁度いいサイズがあってよかったです。
落札額は880円でした。
マジックで穴あけ位置と穴径を書きました。
固定用はM6なので穴径6.5mmとしました。
アリミゾ固定はタップでM8のネジを切ります。M8ネジの下穴径は6.8mmとのことです。
きれいに穴あけをしたかったため、ボール盤を使いました。
バイスで固定する際にはアルミ板が傷つかないようにダンボールで養生しました。
前回の失敗を教訓に、まずは3mmで下穴を開けます。
オイルスプレーで切削油代わりにしました。
かなり穴あけしやすいように感じました。
続いて6.5mmの固定用穴を開けます。
下穴のおかげでズレずに穴あけができます。
さてネジ切り用の穴あけをします。
6.5mmまではドリルセットに含まれていますが、6.8mmは新たに購入しました。
M6.8も無事穴あけ完了です。
6.5mmよりもブレが大きかったです。
いよいよタップ立て(ネジ切り)です。
タップは徐々にネジを切っていくので3本組になっています。
左から先タップ、中タップ、上タップになります。
私の年代では中学校の頃の技術の時間にタップ立てとかやりましたが最近はそういった授業はやらないみたいですね。
タップは半回転させたら1/4回転戻すようにと習いました。
アルミは柔らかいので、変に刃が食い込んでしまい逆回転が難しい時があります。
タップを折らないようにヒヤヒヤしながら作業しました。
先タップ以外は割とすんなり回せました。
2つの穴両方ともタップを切りました。
実は片方はちょっと曲がってネジが切れてしまいました。
念の為アリミゾをネジ止めしてみました。OKのようです。
アルミ板からのネジの飛び出しも殆どありません。
これならば赤緯軸に干渉することもありません。
最後の仕上げを行っていきます。
アルミ板は切りっぱなしのため手に引っかかるほどギザギザしています。
45°にヤスリを掛けて面取りしました。
手で触ってもスベスベな感じになりました。
ネジ穴もバリが残っています。
面取りカッターというドリル刃をホームセンターで購入しました。
やはりアルミだと変に食いついてしまうのでしょうか。
結構な振動があり、仕上がりも段々がある状態です。
一応バリは取れたようです。
いよいよアリミゾを本格固定します。
素材がアルミなので、あまり強く締め付けるとネジを舐めてしまう可能性があります。
程々の強さで締め付けました。
RV-85赤道儀に取り付けました。
取り付け穴位置は問題ありません。
横から見たところです。
隙間なくしっかり固定できました。
取り付けネジも干渉しませんね。OKです。
今回の目玉はタップ立てでしたが、これをやろうと思いつくかどうかで出費が雲泥の差になります。
今の世の中機械工作というのは仕事として昔ほど多くないのでしょうが、知識としてだけでも教えてあげたら良いのにと思いました。
副読本とかでも良いのでね。
さて、これでアリミゾ化完了です。
お手軽観望セットに一歩近づきました。
赤道儀の出し入れがちょっと面倒なので、今後はそのへんを改良できたらと思います。
↓押して頂けると嬉しいです。
安く仕上げるには、やはり自作しかありません。
ということで純正プレートと同サイズ(80×130mm)で厚さが10mmのアルミ板をオークションで落札しました。
丁度いいサイズがあってよかったです。
落札額は880円でした。

マジックで穴あけ位置と穴径を書きました。
固定用はM6なので穴径6.5mmとしました。
アリミゾ固定はタップでM8のネジを切ります。M8ネジの下穴径は6.8mmとのことです。

きれいに穴あけをしたかったため、ボール盤を使いました。
バイスで固定する際にはアルミ板が傷つかないようにダンボールで養生しました。

前回の失敗を教訓に、まずは3mmで下穴を開けます。
オイルスプレーで切削油代わりにしました。
かなり穴あけしやすいように感じました。

続いて6.5mmの固定用穴を開けます。
下穴のおかげでズレずに穴あけができます。

さてネジ切り用の穴あけをします。
6.5mmまではドリルセットに含まれていますが、6.8mmは新たに購入しました。

M6.8も無事穴あけ完了です。
6.5mmよりもブレが大きかったです。

いよいよタップ立て(ネジ切り)です。
タップは徐々にネジを切っていくので3本組になっています。
左から先タップ、中タップ、上タップになります。

私の年代では中学校の頃の技術の時間にタップ立てとかやりましたが最近はそういった授業はやらないみたいですね。
タップは半回転させたら1/4回転戻すようにと習いました。
アルミは柔らかいので、変に刃が食い込んでしまい逆回転が難しい時があります。
タップを折らないようにヒヤヒヤしながら作業しました。

先タップ以外は割とすんなり回せました。
2つの穴両方ともタップを切りました。

実は片方はちょっと曲がってネジが切れてしまいました。
念の為アリミゾをネジ止めしてみました。OKのようです。

アルミ板からのネジの飛び出しも殆どありません。
これならば赤緯軸に干渉することもありません。

最後の仕上げを行っていきます。
アルミ板は切りっぱなしのため手に引っかかるほどギザギザしています。
45°にヤスリを掛けて面取りしました。
手で触ってもスベスベな感じになりました。

ネジ穴もバリが残っています。
面取りカッターというドリル刃をホームセンターで購入しました。

やはりアルミだと変に食いついてしまうのでしょうか。
結構な振動があり、仕上がりも段々がある状態です。
一応バリは取れたようです。

いよいよアリミゾを本格固定します。
素材がアルミなので、あまり強く締め付けるとネジを舐めてしまう可能性があります。
程々の強さで締め付けました。

RV-85赤道儀に取り付けました。
取り付け穴位置は問題ありません。

横から見たところです。
隙間なくしっかり固定できました。

取り付けネジも干渉しませんね。OKです。

今回の目玉はタップ立てでしたが、これをやろうと思いつくかどうかで出費が雲泥の差になります。
今の世の中機械工作というのは仕事として昔ほど多くないのでしょうが、知識としてだけでも教えてあげたら良いのにと思いました。
副読本とかでも良いのでね。
さて、これでアリミゾ化完了です。
お手軽観望セットに一歩近づきました。
赤道儀の出し入れがちょっと面倒なので、今後はそのへんを改良できたらと思います。
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