あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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Bluetoothスピーカの製作(その1)
星の写真を撮りに泉ヶ岳スキー場へ行きますが、怖いのが動物(特にクマ)です。
一度だけゲレンデ側に行ってみたときにどこからともなく人の話し声が聞こえてきました。
何だろうと思って近づいてみたら熊よけにラジオを流しているようでした。
人間が動物を怖がるように、動物も人の気配がすると怖がって近寄ってきません。
何かしら音を出していれば良いだろうと、当初はこのスピーカーを使っていました。
ゲームセンターのクレーンゲームでゲットしたものです。
このスピーカ、使っていくうちに色々と不満が出てきました。
まず1つめはこちら。
動作中はLEDが点灯します。
望遠鏡から離したところに置いてますが、気になります。
2つめは音量です。
爆音とは言わずともある程度の音量がなければ意味がないのですが、このスピーカだと蚊の鳴くような音しか出ません。
屋外という環境も影響しているのでしょう。
3つめはバッテリが持ちません。
連続稼働時間は4〜5時間くらいでしょうか。
ちょっと星見には性能不足です。
ということで、だいぶ前フリが長くなってしまいましたが表題の通りBluetoothスピーカを製作することにしました。
もちろん最初は市販品を買って使おうと思ったのですが、評価の良いものは高いし2つ買わないとステレオになりません。
そして何よりこんな動画を見てしまったら作りたくなっちゃいました。
いざスピーカを作ろうと思っても、設計ができません。
Amazonでスピーカのキットを物色してみたところ、良さそうなものがありました。
小型スピーカーでも低音が出るバスレフ構造です。
ただこれ9mmのMDFとかで貧弱そう&スピーカは10cmまでで、スピーカの穴も空いていないようです。
そのくせ意外にお高めです。
寸法図が載っていたので設計だけパクって自分で作ってみることにしました。
最初は10cm程度のスピーカを使って、後々サイズアップしたくなっても大丈夫なように、最大15cm位のスピーカもつけられるような大きさにしようと思います。
さて最初に考えたのは素材です。
色々と板材はありますが、何が良いのでしょうか。
参考にしたのはこちらのページ。
かなり詳細に書かれていますが...却ってよくわかりません。
評価が比較的良くて近くのホームセーンターで入手可能なものはMDFでしょうか。
ただ、板厚があまり厚くありません。
3軒ほどホームセンターをハシゴして見つけたのがOSB合板です。
スピーカでもよく使われていて、しかも安い!
見た目もいい感じです。
購入したホームセンターでは、カットサービスが有料でした。
それと近くのホームセンターで客が自由に使える工房を用意していたのは3軒中1軒だけでした。
カットサービスで大きく切り出し、バスレフポートと側面の板は工房の切断機を使ってカットしました。
サイズはH222×W600×D200mmとしました。
1つのボックスにステレオ分のスピーカを入れる場合、左右のスピーカ空間を区切らないとステレオ感が出ないということで、オリジナルにはない区切り板を追加しています。
まずは板の表面を整えます。
結構な面積をペーパーがけする必要がありますのでこんなものを買ってみました。
ペーパーがけ前と後です。
ペーパーがけすると削った粉で白っぽくなります。
↑は荒目の番手でしたので、240番とかのペーパーでもう少し整えます。
木目に詰まった粉はプラスチックのブラシで掻き出しました。
さてお次はスピーカの穴あけです。
その前に購入したスピーカがこちら。
音にメリハリがある印象のKENWOODの10cmスピーカです。
カーステレオ用ですね。
車の内張り内部に取り付けるようで、取り付け穴が2箇所しかありません。
見た目はかっこいいですね。さすがKENWOOD。
ちょっと変わった形状になっていますが、中央部にには高音用のツイーターがくっついているコアキシャルというタイプのスピーカになります。
コアキシャルは高音用と低音用スピーカーが同軸上にあるので音の定位が良いと言われています。
ちなみに3ウェイのトライアキシャルというスピーカーも世の中にはあるようです。
取説にはパッキンを使えとあります。
また取り付け穴は92mmと指定がありました。
実測するとスピーカーのダンパー部分の外側ギリギリのサイズのようです。
手持ちのホールソーを確認したところ、ちょうど92mmのサイズが有りました。
念の為こちらも実測しました。OKです。
木材なので食いつきは良いと思うのですが、念の為ポンチを軽く打ちます。
↑見ての通りホールソーの中心ドリルはかなりの太さがあります。
以前赤道儀のアリガタ化の際に行ったように細めのドリルで下穴を開けてからホールソーを使いました。
ホールソーは厚みの半分程度まで進んだところで板を裏返して反対側からも進めます。
穴が空きました。
両側から切りすすめることで縁にバリが出ません。
その代わり最後に切り落とされた部分に多少のバリが残ります。
ここはドリルヤスリで整えます。
これで一旦前処理は完了です。
次回以降組み立てを行っていきます。
↓押して頂けると嬉しいです。
一度だけゲレンデ側に行ってみたときにどこからともなく人の話し声が聞こえてきました。
何だろうと思って近づいてみたら熊よけにラジオを流しているようでした。
人間が動物を怖がるように、動物も人の気配がすると怖がって近寄ってきません。
何かしら音を出していれば良いだろうと、当初はこのスピーカーを使っていました。
ゲームセンターのクレーンゲームでゲットしたものです。

このスピーカ、使っていくうちに色々と不満が出てきました。
まず1つめはこちら。
動作中はLEDが点灯します。
望遠鏡から離したところに置いてますが、気になります。

2つめは音量です。
爆音とは言わずともある程度の音量がなければ意味がないのですが、このスピーカだと蚊の鳴くような音しか出ません。
屋外という環境も影響しているのでしょう。
3つめはバッテリが持ちません。
連続稼働時間は4〜5時間くらいでしょうか。
ちょっと星見には性能不足です。
ということで、だいぶ前フリが長くなってしまいましたが表題の通りBluetoothスピーカを製作することにしました。
もちろん最初は市販品を買って使おうと思ったのですが、評価の良いものは高いし2つ買わないとステレオになりません。
そして何よりこんな動画を見てしまったら作りたくなっちゃいました。
いざスピーカを作ろうと思っても、設計ができません。
Amazonでスピーカのキットを物色してみたところ、良さそうなものがありました。
小型スピーカーでも低音が出るバスレフ構造です。
ただこれ9mmのMDFとかで貧弱そう&スピーカは10cmまでで、スピーカの穴も空いていないようです。
そのくせ意外にお高めです。
寸法図が載っていたので設計だけパクって自分で作ってみることにしました。
最初は10cm程度のスピーカを使って、後々サイズアップしたくなっても大丈夫なように、最大15cm位のスピーカもつけられるような大きさにしようと思います。
さて最初に考えたのは素材です。
色々と板材はありますが、何が良いのでしょうか。
参考にしたのはこちらのページ。
かなり詳細に書かれていますが...却ってよくわかりません。
評価が比較的良くて近くのホームセーンターで入手可能なものはMDFでしょうか。
ただ、板厚があまり厚くありません。
3軒ほどホームセンターをハシゴして見つけたのがOSB合板です。
スピーカでもよく使われていて、しかも安い!
見た目もいい感じです。
購入したホームセンターでは、カットサービスが有料でした。
それと近くのホームセンターで客が自由に使える工房を用意していたのは3軒中1軒だけでした。
カットサービスで大きく切り出し、バスレフポートと側面の板は工房の切断機を使ってカットしました。
サイズはH222×W600×D200mmとしました。
1つのボックスにステレオ分のスピーカを入れる場合、左右のスピーカ空間を区切らないとステレオ感が出ないということで、オリジナルにはない区切り板を追加しています。

まずは板の表面を整えます。
結構な面積をペーパーがけする必要がありますのでこんなものを買ってみました。

ペーパーがけ前と後です。
ペーパーがけすると削った粉で白っぽくなります。

↑は荒目の番手でしたので、240番とかのペーパーでもう少し整えます。

木目に詰まった粉はプラスチックのブラシで掻き出しました。

さてお次はスピーカの穴あけです。
その前に購入したスピーカがこちら。
音にメリハリがある印象のKENWOODの10cmスピーカです。
カーステレオ用ですね。

車の内張り内部に取り付けるようで、取り付け穴が2箇所しかありません。
見た目はかっこいいですね。さすがKENWOOD。
ちょっと変わった形状になっていますが、中央部にには高音用のツイーターがくっついているコアキシャルというタイプのスピーカになります。
コアキシャルは高音用と低音用スピーカーが同軸上にあるので音の定位が良いと言われています。
ちなみに3ウェイのトライアキシャルというスピーカーも世の中にはあるようです。

取説にはパッキンを使えとあります。
また取り付け穴は92mmと指定がありました。

実測するとスピーカーのダンパー部分の外側ギリギリのサイズのようです。

手持ちのホールソーを確認したところ、ちょうど92mmのサイズが有りました。

念の為こちらも実測しました。OKです。

木材なので食いつきは良いと思うのですが、念の為ポンチを軽く打ちます。

↑見ての通りホールソーの中心ドリルはかなりの太さがあります。
以前赤道儀のアリガタ化の際に行ったように細めのドリルで下穴を開けてからホールソーを使いました。
ホールソーは厚みの半分程度まで進んだところで板を裏返して反対側からも進めます。

穴が空きました。

両側から切りすすめることで縁にバリが出ません。

その代わり最後に切り落とされた部分に多少のバリが残ります。

ここはドリルヤスリで整えます。

これで一旦前処理は完了です。

次回以降組み立てを行っていきます。
↓押して頂けると嬉しいです。
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