あたご工房
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サーバマシンの再構築2022
数年に1度の波がやってきました。
別件でJavaをインストールしようとしたらUbuntuが16.04とサポート切れ状態でしたのでアップデートをかけました。
しかし/bootパーティーションの容量不足やシステムディスクのH/W RAIDが不一致状態になっていたりしてます。
色々いじっているうちにネットワークに繋がらなくなってしまいました。
直感的にヤバいと感じシステムディスクをバックアップ用HDDにコピーしておいて、20.04をクリーンインストールすることにしました。
20.04のインストール時に気をつけたのはパーティーションです。
今回のようなことが起きると嫌なので/bootは別パーティーションにしませんでした。
パーティーションは/とswapのみとしました。
再構築にあたっては前回のメモであるこちらの記事を参考に進めました。
メモ残しておいてよかった〜。
1.画面解像度
前回のブログの記載通り進めてOKでした。
2.画面共有
画面共有として16.04ではVinoというサーバが使われていましたが、20.04ではインストールされていません。
手動でインストールします。
例によって認証の暗号化の設定が必要です。
前回のブログ記事通りコマンドを打ってOKです。
3.WiFiブリッジ
前回のブログどおり必要なパッケージをインストールしておきます。
設定ファイル系は/etc/network/interfacesを除き前回ブログどおりでOKです。
16.04と18.04以降で一番変わったところがネットワーク設定です。
今後はnetplanという仕組みで設定していく必要があります。
netplanに設定を追加する場合はファイル名順に設定が反映されていくので、/etc/netplan/99-custom.yamlのようなファイルを作成してカスタム設定を書き込みます。
netplanでWiFiデバイスを記述しようとするとwifisというインターフェースタイプに記載する方法が出てきますが、これではだめでした。
ehternetタイプのところにWiFiデバイス名を記述します。
さらにbr0には有線側のデバイスのみ記載します。
WiFiのブリッジ登録はhostapd.confの設定で指定していますので問題ありません。
最終的に99-custom.yamlはこんな感じになりました。
4.VPNサーバ
インストール自体は前回ブログどおりでOKです。
問題は設定の引継ぎですが、バックアップしておいたデータからvpn_server.configファイルをvpnserverディレクトリにコピーします。
これでdyndnsの設定含めて引き継げました。
システム起動時の自動起動スクリプトですが、こちらも仕組みが変わっています。
systemdという仕組みなので対応する起動設定ファイルを作成します。
/etc/systemd/system/vpnserver.serviceというファイルを以下の中身で作成します。
ファイルを作成したら、設定を有効化します。
5.ソフトウェアRAIDの設定
RAID1のソフトウェアRAIDボリュームはそのまま元通り使えるように設定します。
mdadmをインストールします。
設定を行おうとmdadm.confを開いたところ既に設定が記載されています。
どうもRAIDを構成するディスクがあると自動的にmdadm.confに情報が記述されるようです。
fstabへは前回ブログのように記述しました。
再起動の1回目ではマウントできませんでしたが、2回めの再起動で無事マウントできました。
6.UPS
最後にUPSの設定です。
これも前回ブログ通りでOKでした。
一部の設定方法がガラリと変わりましたが、以前のメモのおかげでかなり簡単に復旧できたと思います。
今回は結構急いで復旧したので画像を撮る余裕がなく、文字ばっかりになってしまいました。
↓押して頂けると嬉しいです。
別件でJavaをインストールしようとしたらUbuntuが16.04とサポート切れ状態でしたのでアップデートをかけました。
しかし/bootパーティーションの容量不足やシステムディスクのH/W RAIDが不一致状態になっていたりしてます。
色々いじっているうちにネットワークに繋がらなくなってしまいました。
直感的にヤバいと感じシステムディスクをバックアップ用HDDにコピーしておいて、20.04をクリーンインストールすることにしました。
20.04のインストール時に気をつけたのはパーティーションです。
今回のようなことが起きると嫌なので/bootは別パーティーションにしませんでした。
パーティーションは/とswapのみとしました。
再構築にあたっては前回のメモであるこちらの記事を参考に進めました。
メモ残しておいてよかった〜。
1.画面解像度
前回のブログの記載通り進めてOKでした。
2.画面共有
画面共有として16.04ではVinoというサーバが使われていましたが、20.04ではインストールされていません。
手動でインストールします。
sudo apt install vino |
例によって認証の暗号化の設定が必要です。
前回のブログ記事通りコマンドを打ってOKです。
3.WiFiブリッジ
前回のブログどおり必要なパッケージをインストールしておきます。
設定ファイル系は/etc/network/interfacesを除き前回ブログどおりでOKです。
16.04と18.04以降で一番変わったところがネットワーク設定です。
今後はnetplanという仕組みで設定していく必要があります。
netplanに設定を追加する場合はファイル名順に設定が反映されていくので、/etc/netplan/99-custom.yamlのようなファイルを作成してカスタム設定を書き込みます。
netplanでWiFiデバイスを記述しようとするとwifisというインターフェースタイプに記載する方法が出てきますが、これではだめでした。
ehternetタイプのところにWiFiデバイス名を記述します。
さらにbr0には有線側のデバイスのみ記載します。
WiFiのブリッジ登録はhostapd.confの設定で指定していますので問題ありません。
最終的に99-custom.yamlはこんな感じになりました。
network: version: 2 ethernets: ←ethernetsタイプに記載 enp1s0: ←有線LANデバイス名 dhcp4: no dhcp6: no wlx0022cf26a539: ←無線LANデバイス名 dhcp4: no dhcp6: no bridges: br0: dhcp4: no dhcp6: no interfaces: - enp1s0 ←有線LANデバイスのみ記載 addresses: - 192.168.3.101/24 gateway4: 192.168.3.1 nameservers: addresses: - 192.168.3.1 parameters: stp: no |
4.VPNサーバ
インストール自体は前回ブログどおりでOKです。
問題は設定の引継ぎですが、バックアップしておいたデータからvpn_server.configファイルをvpnserverディレクトリにコピーします。
これでdyndnsの設定含めて引き継げました。
システム起動時の自動起動スクリプトですが、こちらも仕組みが変わっています。
systemdという仕組みなので対応する起動設定ファイルを作成します。
/etc/systemd/system/vpnserver.serviceというファイルを以下の中身で作成します。
[Unit] Description=SoftEther VPN Server After=network.target network-online.target [Service] ExecStart=/usr/local/bin/vpnserver/vpnserver start ExecStop=/usr/local/bin/vpnserver/vpnserver stop Type=forking RestartSec=3s [Install] WantedBy=multi-user.target |
ファイルを作成したら、設定を有効化します。
sudo systemctl enable vpnserver.service |
5.ソフトウェアRAIDの設定
RAID1のソフトウェアRAIDボリュームはそのまま元通り使えるように設定します。
mdadmをインストールします。
設定を行おうとmdadm.confを開いたところ既に設定が記載されています。
どうもRAIDを構成するディスクがあると自動的にmdadm.confに情報が記述されるようです。
fstabへは前回ブログのように記述しました。
再起動の1回目ではマウントできませんでしたが、2回めの再起動で無事マウントできました。
6.UPS
最後にUPSの設定です。
これも前回ブログ通りでOKでした。
一部の設定方法がガラリと変わりましたが、以前のメモのおかげでかなり簡単に復旧できたと思います。
今回は結構急いで復旧したので画像を撮る余裕がなく、文字ばっかりになってしまいました。
↓押して頂けると嬉しいです。
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