あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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天王星食の過程
天王星食の過程を1枚の写真にまとめてみました。
画像処理ですが、まずは比較的簡単な潜入側から行いました。
接食状態の撮影時刻をベースに等間隔で画像を選択します。
合成後の調整が面倒そうだったので露出は同一のものを選びました。
ステライメージ9でダーク減算のみ行い、tiff形式で書き出しておきます。
これはGIMPでのfits形式ファイル読み込みがイマイチで、画像の上下反転と色味が狂ってしまうためです。
書き出したtiffファイルをGIMPでレイヤとして読み込みます。
その後レイヤの演算を差分にして月の位置を一致させます。
その後レイヤ演算を比較明にすることで天王星の移動が表現されます。
これを繰り返すと潜入側の画像ができあがります。
同様のやり方で出現側も合成しますが、月の周りにハロが出ているので月部分をくり抜いて合成してみましたがどうにも不自然です。
あれこれ試してみたのですが、位置合わせ後に天王星部分だけ切り出して合成してみます。
いい感じに合成できたと思います。
最後は月部分です。
上記の通りの画像でも十分なのですが、多数派の絵面だと思います。
出現側の月を使ってみようと思います。
HDR合成でなるべくコントラストを上げたいところです。
合成用のマスクをあれこれ試してみましたがだめでした。
ということでスクリーン合成しました。
暗部を強調するためにレベルを持ち上げてますが、明部側はかなり抑えた感じにしています。
この画像でも月の周りにハロが出ているので、今度は月だけを切り出します。
ただ、天王星の出現画像なので天王星も含めるように範囲選択します。
このレイヤだけ彩度を強調して合成して完成です。
彩度強調したところターコイズフリンジも出てくれました。
今回は結構画像処理を頑張ったので大分納得のいく出来になりました。
一点だけ、やはりHDR合成のコントラストが課題かなと思います。
↓押して頂けると嬉しいです。
画像処理ですが、まずは比較的簡単な潜入側から行いました。
接食状態の撮影時刻をベースに等間隔で画像を選択します。
合成後の調整が面倒そうだったので露出は同一のものを選びました。
ステライメージ9でダーク減算のみ行い、tiff形式で書き出しておきます。
これはGIMPでのfits形式ファイル読み込みがイマイチで、画像の上下反転と色味が狂ってしまうためです。
書き出したtiffファイルをGIMPでレイヤとして読み込みます。
その後レイヤの演算を差分にして月の位置を一致させます。

その後レイヤ演算を比較明にすることで天王星の移動が表現されます。

これを繰り返すと潜入側の画像ができあがります。

同様のやり方で出現側も合成しますが、月の周りにハロが出ているので月部分をくり抜いて合成してみましたがどうにも不自然です。

あれこれ試してみたのですが、位置合わせ後に天王星部分だけ切り出して合成してみます。

いい感じに合成できたと思います。

最後は月部分です。
上記の通りの画像でも十分なのですが、多数派の絵面だと思います。
出現側の月を使ってみようと思います。
HDR合成でなるべくコントラストを上げたいところです。
合成用のマスクをあれこれ試してみましたがだめでした。

ということでスクリーン合成しました。
暗部を強調するためにレベルを持ち上げてますが、明部側はかなり抑えた感じにしています。

この画像でも月の周りにハロが出ているので、今度は月だけを切り出します。

ただ、天王星の出現画像なので天王星も含めるように範囲選択します。

このレイヤだけ彩度を強調して合成して完成です。
彩度強調したところターコイズフリンジも出てくれました。

今回は結構画像処理を頑張ったので大分納得のいく出来になりました。
一点だけ、やはりHDR合成のコントラストが課題かなと思います。
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