あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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一眼レフの赤外線特性
今使っている一眼レフは2016年の冬にオークションで落札したものでしたが、イマイチ赤い星雲の写りが悪いです。
一眼レフはEOS KissX7で、天文改造品として出品されていました。
どんどん使っていればすぐに分かったのかもしれませんが、星雲撮影に使ったのが昨年でした。
赤の感度が低いと感じたのがM33の写真です。
M33には腕の中に赤い散光星雲があるのですが殆ど写っていませんでした。
果たしてEOSKissX7はどの程度の赤外線特性があるのか気になり、検証してみることにしました。
検証は以下の4台で行います。
左からEOS 6D(ノーマル)、EOSKissX7(天体改造)、EOSKissX2(天体改造)、EOSKissX2(ノーマル)です。
暗所で撮影する必要があるので、クローゼットに天文年鑑を置いて撮影します。
天文年鑑の手前にだいぶ前に製作した赤外線投光器を置いて赤外線を照射します。
小さな黒い箱が投光器です。
撮影条件はISO1600、F4、10秒としました。
まずはEOS 6D(ノーマル機)です。
クローゼットの引き戸の隙間から入る僅かな光でぼんやりと年鑑が写っていますが赤外線で照射されている感じにはなりません。
続いて本命のEOSKissX7です。これはIR改造されているはずなのですが...
ほとんどEOS 6Dと変わりありません。
わずかに年鑑の下の方が明るいかな?
続いてEOS Kiss X2(誠報社天文改造)です。
照射されている赤外線がバッチリ写っています。こうでなくちゃ。
最後にEOSKissX2のノーマル機です。
撮影条件が一緒なのですが6Dよりも暗めでノイジーな感じです。
これがセンサーサイズや画像処理エンジンの違いなのでしょう。
で、結論です。
EOSKissX7はIR改造機のはずなのですがノーマル機よりも僅かしか赤外線領域に感度がありません。
う〜ん、カメラを新調するには予算が溜まっていないので、何か方法を考えたいと思います。
↓押して頂けると嬉しいです。
一眼レフはEOS KissX7で、天文改造品として出品されていました。
どんどん使っていればすぐに分かったのかもしれませんが、星雲撮影に使ったのが昨年でした。
赤の感度が低いと感じたのがM33の写真です。
M33には腕の中に赤い散光星雲があるのですが殆ど写っていませんでした。
果たしてEOSKissX7はどの程度の赤外線特性があるのか気になり、検証してみることにしました。
検証は以下の4台で行います。
左からEOS 6D(ノーマル)、EOSKissX7(天体改造)、EOSKissX2(天体改造)、EOSKissX2(ノーマル)です。

暗所で撮影する必要があるので、クローゼットに天文年鑑を置いて撮影します。
天文年鑑の手前にだいぶ前に製作した赤外線投光器を置いて赤外線を照射します。
小さな黒い箱が投光器です。
撮影条件はISO1600、F4、10秒としました。

まずはEOS 6D(ノーマル機)です。
クローゼットの引き戸の隙間から入る僅かな光でぼんやりと年鑑が写っていますが赤外線で照射されている感じにはなりません。

続いて本命のEOSKissX7です。これはIR改造されているはずなのですが...
ほとんどEOS 6Dと変わりありません。
わずかに年鑑の下の方が明るいかな?

続いてEOS Kiss X2(誠報社天文改造)です。
照射されている赤外線がバッチリ写っています。こうでなくちゃ。

最後にEOSKissX2のノーマル機です。
撮影条件が一緒なのですが6Dよりも暗めでノイジーな感じです。
これがセンサーサイズや画像処理エンジンの違いなのでしょう。

で、結論です。
EOSKissX7はIR改造機のはずなのですがノーマル機よりも僅かしか赤外線領域に感度がありません。
う〜ん、カメラを新調するには予算が溜まっていないので、何か方法を考えたいと思います。
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tag : 天文機材,
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