あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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日食準備を一気に進める
日食まで時間がないというのに、仕事が忙しくてほとんど作業できていませんでした。
仕事がやっと一区切り着いたので、一気に作業を進めます。
まずは、メモリ。Transendの32GBを購入。
アクセス速度20MB/sで、今となっては平均的な速度。
90MB/sなんて代物もありますが、天文用途ならこれで十分でしょう。
お次はインターバルタイマです。オークションでGetしました。
にしても、仕事で疲れていたんでしょうか、EOS Kiss系じゃない方のを落札してました。
2.5Φのステレオピンプラグに改造する手間が増えてしまいました。
ケーブルを切断してスイッチで接続を確認しながらハンダ付け。
プラグの先端から、赤、黄、白でした。
ふぅ。次、3つめ。RV-85をオートガイド対応化するためDECモータを取り付けます。
まずどうやって取り付けるかですが、DECのところに純正モータ取り付け用の穴が開いてます。
古い赤道儀なので、モータドライブはもう売っていません。たまにオークションで見かけますが。
そこで市販のステッピングモータを取り付けるわけです。
まずはギヤですが、純正のモータドライブは↓のようなスリップクラッチという特殊なギヤになってます。
これは一定位以上のトルクが掛かった場合にギヤ部分がスリップして、モータやギヤを痛めないようになっています。
以前、このスリップクラッチを無くしてしまったと勘違いしてギヤを発注していました。
その後スリップクラッチが見つかったので死蔵していたのですが、これを今回DEC側に使います。
モータとモータ側のギヤは今回オリジナルマインドさんから購入しました。
ステッピングモータは中古ですが、その代わりとても安いです。
実はギヤの穴がステッピングモータの軸よりもちょっとだけ小さいので、ドリルで広げてあげる必要があります。
中心をずらさないように穴を広げる必要があるため、ハンドドリルではかなり難しいです。
会社のボール盤を使わせてもらいました。
モータの軸が6.4mmなので6.5mmのドリルを使います。
ドリルの歯が均等に当たるようにセットして、ゆっくりと削っていきます。
このギヤの材質は快削黄銅鋼という名前のようですが、たしかに削りやすいです。
ほぼ中心を外さずに穴を広げることができました。左が作業前、右が作業後です。
モータの軸にもピッタリです。
さて、作業としてはまだ半分です。
モータを赤道儀に取り付けるアングルを作製します。
アルミ材で作りますが、新たに購入はしません。
RV-85用に使っていたアルミプレートを切って使います。
ちょっと長すぎでしたのでこれでバランスも良くなります。
金ノコでギコギコと20分くらいやってやっと切れました。
たかだか3mmのアルミ板ですが加工するとなると結構大変です。
短くなったプレートに雲台を載せます。バランスが良くなったかも。
でも、今度は鏡筒バンドと雲台が近づきすぎたかも。
一眼レフを乗せると干渉しそうです。まぁ今回は雲台にはQCamが乗るだけなのでいいですが。
さて、切り取ったアルミ材を曲げていきます。
これまた大仕事。万力で挟んでカナヅチでガンガン叩きながらでないと曲がりません。
おかげで見た目はボコボコです。
曲げては位置合わせを2時間くらい繰り返してやっと形が定まりました。
いや~、できたできたと思ったのもつかの間、赤緯軸を動かそうとしたらおもいっきり干渉してます。
ツメが甘いですね。
急いで切り欠きを付けました。
4つめ。太陽を追尾するためのガイドカメラです。
NexGuideを購入する前にQCamをガイドカメラに改造していたのですが、これも死蔵状態でしたので活用します。
アストロソーラーフィルターと同様の作製手順でボール紙で筒を作ります。
ここに通常であればアストロソーラーフィルターを貼り付けるのでしょうが、ガイドカメラ化した時にイメージセンサ部分からレンズを外していますので、全くピントが出ません。
そこで、アルミホイルを貼り付けます。
そして針で中心部にできるだけ小さな穴を開けます。
そうです。ピンホールカメラです。
ピンホールカメラならばレンズがなくともピントが出ますし、減光もできて一石二鳥と考えたのでした。
画像確認です。
思ったより減光できていないですね。こりゃダメだ。
ピンホール部分にアストロソーラーフィルターを貼り付けて減光してみます。
今度は減光できました。
像はボケてますが、食で欠けていく場合には像が太っている方が逆にいいかもしれません。
さて吉と出るか凶と出るか。
四隅に像がずれた時の状態もチェック。
よさげです。
かなり内容の濃い週末でしたが、まだまだToDoリストは埋まっていません。
仕事がやっと一区切り着いたので、一気に作業を進めます。
まずは、メモリ。Transendの32GBを購入。
アクセス速度20MB/sで、今となっては平均的な速度。
90MB/sなんて代物もありますが、天文用途ならこれで十分でしょう。

お次はインターバルタイマです。オークションでGetしました。

にしても、仕事で疲れていたんでしょうか、EOS Kiss系じゃない方のを落札してました。

2.5Φのステレオピンプラグに改造する手間が増えてしまいました。
ケーブルを切断してスイッチで接続を確認しながらハンダ付け。

プラグの先端から、赤、黄、白でした。

ふぅ。次、3つめ。RV-85をオートガイド対応化するためDECモータを取り付けます。
まずどうやって取り付けるかですが、DECのところに純正モータ取り付け用の穴が開いてます。

古い赤道儀なので、モータドライブはもう売っていません。たまにオークションで見かけますが。
そこで市販のステッピングモータを取り付けるわけです。
まずはギヤですが、純正のモータドライブは↓のようなスリップクラッチという特殊なギヤになってます。

これは一定位以上のトルクが掛かった場合にギヤ部分がスリップして、モータやギヤを痛めないようになっています。
以前、このスリップクラッチを無くしてしまったと勘違いしてギヤを発注していました。
その後スリップクラッチが見つかったので死蔵していたのですが、これを今回DEC側に使います。

モータとモータ側のギヤは今回オリジナルマインドさんから購入しました。

ステッピングモータは中古ですが、その代わりとても安いです。
実はギヤの穴がステッピングモータの軸よりもちょっとだけ小さいので、ドリルで広げてあげる必要があります。
中心をずらさないように穴を広げる必要があるため、ハンドドリルではかなり難しいです。
会社のボール盤を使わせてもらいました。

モータの軸が6.4mmなので6.5mmのドリルを使います。
ドリルの歯が均等に当たるようにセットして、ゆっくりと削っていきます。

このギヤの材質は快削黄銅鋼という名前のようですが、たしかに削りやすいです。
ほぼ中心を外さずに穴を広げることができました。左が作業前、右が作業後です。

モータの軸にもピッタリです。

さて、作業としてはまだ半分です。
モータを赤道儀に取り付けるアングルを作製します。
アルミ材で作りますが、新たに購入はしません。
RV-85用に使っていたアルミプレートを切って使います。
ちょっと長すぎでしたのでこれでバランスも良くなります。

金ノコでギコギコと20分くらいやってやっと切れました。
たかだか3mmのアルミ板ですが加工するとなると結構大変です。
短くなったプレートに雲台を載せます。バランスが良くなったかも。

でも、今度は鏡筒バンドと雲台が近づきすぎたかも。
一眼レフを乗せると干渉しそうです。まぁ今回は雲台にはQCamが乗るだけなのでいいですが。
さて、切り取ったアルミ材を曲げていきます。
これまた大仕事。万力で挟んでカナヅチでガンガン叩きながらでないと曲がりません。
おかげで見た目はボコボコです。

曲げては位置合わせを2時間くらい繰り返してやっと形が定まりました。


いや~、できたできたと思ったのもつかの間、赤緯軸を動かそうとしたらおもいっきり干渉してます。

ツメが甘いですね。
急いで切り欠きを付けました。

4つめ。太陽を追尾するためのガイドカメラです。
NexGuideを購入する前にQCamをガイドカメラに改造していたのですが、これも死蔵状態でしたので活用します。

アストロソーラーフィルターと同様の作製手順でボール紙で筒を作ります。

ここに通常であればアストロソーラーフィルターを貼り付けるのでしょうが、ガイドカメラ化した時にイメージセンサ部分からレンズを外していますので、全くピントが出ません。
そこで、アルミホイルを貼り付けます。

そして針で中心部にできるだけ小さな穴を開けます。

そうです。ピンホールカメラです。
ピンホールカメラならばレンズがなくともピントが出ますし、減光もできて一石二鳥と考えたのでした。
画像確認です。

思ったより減光できていないですね。こりゃダメだ。
ピンホール部分にアストロソーラーフィルターを貼り付けて減光してみます。


今度は減光できました。

像はボケてますが、食で欠けていく場合には像が太っている方が逆にいいかもしれません。
さて吉と出るか凶と出るか。
四隅に像がずれた時の状態もチェック。




よさげです。
かなり内容の濃い週末でしたが、まだまだToDoリストは埋まっていません。
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