あたご工房
天文と電子工作とコンピュータなどについて日々の出来事を書いています。
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8万円で太陽光発電
独立型太陽光発電について調べていたらDMMソーラーってものを知りました。
日本中に屋根はあるのだから、そのスペースを借りて発電するような事業とかありそうだなと思っていたので、お〜やっぱり出てきたかという感じ。
初期投資が少なくて済むというのはとてもありがたい。
2chあたりだと8万円プランはイマイチ(購入プランの方がいい)という意見も散見されますが実際どうなのでしょう。
まずはっきりさせておく必要があるのが、「何のために太陽光発電を導入するか」だと思います。
ウチの場合は電気料金が月に1.5〜2万円程度かかっています。
これを出来るだけ安く(目標1万円以下)したいところです。
まずは電気料金そのものについて考えてみます。
現在の電気契約は東北電力の「やりくりナイトS」というものです。
これは基本料金が5565円と高いですが、200kWh分の電気料も含まれています。
200kWhを超えたら33.24円/kWhとなります。
22時〜8時までは8.58円になります。
似たものとして「やりくりナイト10」があります。
こちらは基本料金1365円、80kWhまで21.97円、81〜200kWhは29.65円、200kWh〜は31.78円となっています。
こちらも夜間料金は8.58円です。
標準の契約とこれらやりくりナイト系を比較してみたのが下のグラフです。
夜間使用割合(全使用量に占める夜間時間帯の使用量)はおおよそですが0.4としています。
使用量が1000kWhまでで、夜間使用割合が0.4以上であればやりくりナイトSが最も安く、従量料金よりも2500円程度安くなります。
今のところ1000kWhを超えたことはありませんので我が家ではやりくりナイトSが最も安上がりです。
グラフを見て分かる通り、やりくりナイト10よりも勾配がきつくなっています。
これは昼の使用量を減らすことによる電気料金のメリットが出しやすいということになります。
さて、太陽電池(面倒なので以下PVとします)は一体どれくらい導入すれば良いのでしょう?
月平均の使用量を750kWh(昼450kWh、夜300kWh)とします。この時の電気代が約16500円。
6500円分昼の電気代を減らすには6500÷33.24=196kWh必要です。
実際にどれくらいの発電量となるか調べるために楽天ソーラーのシミュレーションを使ってみました。
4.4kWの場合に年間4686kWhとなりましたので1ヶ月・1kWあたりだと88.75kWh。
196÷88.75=2.2kWの太陽電池で目標が達成できそうです。
これは余剰電力が電気料金単価と同じ場合なので、42円だと2.2×33.24/42=1.75kW。
単に電気料金をある程度抑えるということを目的とするのならばこの程度のパネルでも十分ということになります。
さて、DMMソーラーではパネル発電量の20%が施主の取り分となります。
ということは、1.75×5=8.75kWでないと上記の目標に達しません。
本当は日照時間以外でも昼の電気料だったり、発電中も何かしらの電気使用があるので上記の計算でもまだ正確ではありませんが、大体は合っていそう。
逆に4.4kW載った場合には自家消費分は78.1kWh≒2600円の節約...目標には程遠いですね。
ですが、8万円の投資でこれだけの効果が出るのならいいかもです。
10年後には100%自分のものになるので、目標達成の可能性は高くなります。
電力会社の買取価格が無茶苦茶安くならない限り...
10年後以降の売電価格がいくらになるかわかりませんが、せめて買電価格と同じにして欲しいものです。
ちなみにDMMの利益ってどうなのでしょう?
参考までに計算してみます。PVは4.4kWとします。
ケース1:ユーザが20%未満の使用量の場合
DMMはシェア分80%すべてを売電できるので年間収入は
年間発電量4686kWh×0.8×42円=約158000円
10年で158万円-PV設置費負担分(約140万)となり20万弱の黒字。
ケース2:ユーザが発電量100%を使い続けた場合
DMMはユーザの電気契約料金分の収入となるので
4686×0.8×33.24=約125000円
10年で125万ーPV設置費負担分(約140万)となり赤字。
ケース1でも10年で20万円=約1700円/月しか利益にならない。
事業そのものとしてやるというより、宣伝効果などを狙っているのでしょうか。
あ、でもDMMの動画の料金って知りませんが、毎月一定量PPVしてもらっているという考え方ならありなのかな?
日本中に屋根はあるのだから、そのスペースを借りて発電するような事業とかありそうだなと思っていたので、お〜やっぱり出てきたかという感じ。
初期投資が少なくて済むというのはとてもありがたい。
2chあたりだと8万円プランはイマイチ(購入プランの方がいい)という意見も散見されますが実際どうなのでしょう。
まずはっきりさせておく必要があるのが、「何のために太陽光発電を導入するか」だと思います。
ウチの場合は電気料金が月に1.5〜2万円程度かかっています。
これを出来るだけ安く(目標1万円以下)したいところです。
まずは電気料金そのものについて考えてみます。
現在の電気契約は東北電力の「やりくりナイトS」というものです。
これは基本料金が5565円と高いですが、200kWh分の電気料も含まれています。
200kWhを超えたら33.24円/kWhとなります。
22時〜8時までは8.58円になります。
似たものとして「やりくりナイト10」があります。
こちらは基本料金1365円、80kWhまで21.97円、81〜200kWhは29.65円、200kWh〜は31.78円となっています。
こちらも夜間料金は8.58円です。
標準の契約とこれらやりくりナイト系を比較してみたのが下のグラフです。
夜間使用割合(全使用量に占める夜間時間帯の使用量)はおおよそですが0.4としています。

使用量が1000kWhまでで、夜間使用割合が0.4以上であればやりくりナイトSが最も安く、従量料金よりも2500円程度安くなります。
今のところ1000kWhを超えたことはありませんので我が家ではやりくりナイトSが最も安上がりです。
グラフを見て分かる通り、やりくりナイト10よりも勾配がきつくなっています。
これは昼の使用量を減らすことによる電気料金のメリットが出しやすいということになります。
さて、太陽電池(面倒なので以下PVとします)は一体どれくらい導入すれば良いのでしょう?
月平均の使用量を750kWh(昼450kWh、夜300kWh)とします。この時の電気代が約16500円。
6500円分昼の電気代を減らすには6500÷33.24=196kWh必要です。
実際にどれくらいの発電量となるか調べるために楽天ソーラーのシミュレーションを使ってみました。
4.4kWの場合に年間4686kWhとなりましたので1ヶ月・1kWあたりだと88.75kWh。
196÷88.75=2.2kWの太陽電池で目標が達成できそうです。
これは余剰電力が電気料金単価と同じ場合なので、42円だと2.2×33.24/42=1.75kW。
単に電気料金をある程度抑えるということを目的とするのならばこの程度のパネルでも十分ということになります。
さて、DMMソーラーではパネル発電量の20%が施主の取り分となります。
ということは、1.75×5=8.75kWでないと上記の目標に達しません。
本当は日照時間以外でも昼の電気料だったり、発電中も何かしらの電気使用があるので上記の計算でもまだ正確ではありませんが、大体は合っていそう。
逆に4.4kW載った場合には自家消費分は78.1kWh≒2600円の節約...目標には程遠いですね。
ですが、8万円の投資でこれだけの効果が出るのならいいかもです。
10年後には100%自分のものになるので、目標達成の可能性は高くなります。
電力会社の買取価格が無茶苦茶安くならない限り...
10年後以降の売電価格がいくらになるかわかりませんが、せめて買電価格と同じにして欲しいものです。
ちなみにDMMの利益ってどうなのでしょう?
参考までに計算してみます。PVは4.4kWとします。
ケース1:ユーザが20%未満の使用量の場合
DMMはシェア分80%すべてを売電できるので年間収入は
年間発電量4686kWh×0.8×42円=約158000円
10年で158万円-PV設置費負担分(約140万)となり20万弱の黒字。
ケース2:ユーザが発電量100%を使い続けた場合
DMMはユーザの電気契約料金分の収入となるので
4686×0.8×33.24=約125000円
10年で125万ーPV設置費負担分(約140万)となり赤字。
ケース1でも10年で20万円=約1700円/月しか利益にならない。
事業そのものとしてやるというより、宣伝効果などを狙っているのでしょうか。
あ、でもDMMの動画の料金って知りませんが、毎月一定量PPVしてもらっているという考え方ならありなのかな?
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